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アイデア No.375

アイデア No.375

発売日: 2016-09-10
書名(かな): アイデア375
判型: A4変
価格(税込)
3,055
定価:
本体2,829 円+税
メーカーURL:
http://www.idea-mag.com/
立ち読み

特集:佐藤晃一の自由研究

企画・構成=大西隆介(direction Q)+アイデア編集部
デザイン=大西隆介(direction Q)
協力=佐藤晃一デザイン室

本特集は2016年5月に逝去したグラフィックデザイナー,佐藤晃一の代表的なグラフィック作品を独自の編集でまとめたものである。
佐藤は視覚的しじまをまとった箱の連作に代表されるポエジーに溢れたグラフィックを用いた作品で知られ,世界的に高く評価されている。
また多摩美術大学において教育活動にも注力し,その薫陶を受けたデザイナーは数多い。

佐藤晃一がデザイナーとして活動はじめた1970年前後は,60年代末の学生運動,それに続く日宣美解散,大阪万博など戦後デザインの啓蒙期が終焉した節目の時期にあたる。
また,多くの若者は既存の社会体制と新たらしい若者文化の価値観のあいだで悩んでいた。
新しい思想としてのロックミュージックやポップアートの影響のただなかで,佐藤の創作上の大きなテーマとなっていたのが,日本的なポップアートの可能性を探ることであった。
しかも,佐藤の関心は伝統美術ではなく「納豆や豆腐やお茶やご飯」といった日常の世界にあった。

ここでは,横尾忠則の模写や,初個展「アブラアゲからアツアゲまで」など日本的なモチーフをポップアートの手法で描くことに挑戦した初期の作品群にはじまり,箱のモチーフやグラデーションの表現によって独自の境地を開拓した中期,俳句とグラフィックデザインを融合させた「俳グラ」など晩年に至るまでの代表作を約100点にわたり掲載。
そのほか,佐藤が80年代に雑誌「ミュージック・マガジン」に連載したエッセイ『佐藤晃一のYES EYE SEE』抜粋や作品解説など,佐藤自身の言葉を混じえて紹介する。

日本的なるものをめぐって

箱の研究

技術からアイデアを

重力からの解放

琳派の遺伝子

冷奴からメザシまで インタビュー=若尾真一郎

デザインとビジュアルコミュニケーション

佐藤晃一の精神と自然(文=佐藤良明)
佐藤晃一さんが亡くなられた。重たい空洞を感ぜずにはいられない。(文=菊地敦己)
多摩美術大学での佐藤先生(文=田口敦子)
抄録『佐藤晃一のYES EYE SEE 1982-83』

略歴

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ジュリアン・シュロファー 雑食のデザイナー

文・デザイン=エイドリアン・ショーネシー
訳=山本貴光
日本語組版=白井敬尚形成事務所

オランダを代表するグラフィックデザイナーのひとり,ジュリアン・シュロファー(1926-1990年)。
彼は書体デザインから書籍,雑誌,ポスターのデザインなど幅広く活動したデザイナーであるものの,これまでその活躍がオランダ国外で語られる機会は少なかった。
本稿では,2013年秋に刊行された400ページにわたるシュロファーの作品集の一部を紹介し,「デザインの博識家」として知られるシュロファーの姿や,彼のつくりあげたオランダにおけるグラフィック・デザインの神髄(クイントエッセンス)を紐解いていく。

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連載 ばるぼら×野中モモ:日本のZINEについて知ってることすべて

第8回 2000年代パート2 ビトウィーン・ジン・アンド・ブログ
デザイン=杉山峻輔

21世紀の最初の10年,情報技術の革新は人々の行動と日常の風景を少しずつ確実に変えていった。
携帯電話の普及,パソコンの低価格化,インターネットの大容量・高速通信および常時接続。
「いま,ここ」を超えて広がるメディア空間に身を晒す体験は,もはや一部の限られた人だけのものではなくなり,誰もがネットにどう関与するのか,しないのかを問われる状況が生まれた。
選択肢が多様化する時代におけるZINEの有り様を紹介する。

インタビュー:今日マチ子,望月倫彦(文学フリマ事務局代表)

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[書評]王志弘作品集「DESIGN BY WANGZHIHONG.COM A SELECTION OF BOOK DESIGNS, 2001-2016」

文=室賀清徳
デザイン=ラボラトリーズ

現代台湾を代表するブックデザイナー王志弘(ワン・ジーホン)は,まだブックデザインへの関心が薄かった1990年代の台湾においてタイポグラフィの領域に踏み込み,2000年の個人事務所設立以降,タイポグラフィの現代的可能性を追求することで,古典性と現代性が同居する斬新なデザインの世界を構築している。
16年にわたる活動の軌跡をまとめた初の作品集を豊富なビジュアルとともに紹介する。

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[展覧会] 第25回ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ

文=生方アレクサンドラ波利子
デザイン=ラボラトリーズ

今年,開催50周年という節目を迎えたワルシャワ国際ポスタービエンナーレ。
今回の展示では,例年行われる公募形式ではなく,ポスターの現代性を根本から問い直す企画展が開催された。
本展の成果と,そこで巻き起こった議論について,現地在住のデザイナーがレポートする。

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新書体
ブック
[Music]the idea of music [020]
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