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アイデア No.377

アイデア No.377

発売日: 2017-03-10
書名(かな): アイデア377
判型: A4変
価格(税込)
3,055
定価:
本体2,829 円+税
メーカーURL:
http://www.idea-mag.com/
立ち読み

特集:グラフィックデザインの〈め〉 新世代デザイナー21人の姿勢

本特集「グラフィックデザインのめ」はおもに1980年代後半生まれの日本のグラフィックデザイナーたちの実践と思考に光を当てる。
SNSをはじめとするコミュニケーション環境の変化に加え,国内外の政情不安や経済の混乱,グローバル化,東日本大震災をはじめとする大災害や五輪エンブレム問題など,価値の転換期のなかに自らを確立させようとしているデザイナーたちはなにを考え,今度どこへ向かおうとしているのか,が大きなテーマとなっている。
タイトルの「め」とは,登場するデザイナーのものを見る「眼」であり,各自の運動の中心存在としての「目」であり,地表に顔を出す「芽」でもあり,木目,潮の目といった混沌とした状態のなかに見出される「肌理」であり,ひらがなの「め」が漢字の「女」の草書であるように,漢字文化から西洋文化までそれぞれの時代のグローバル文化に対抗して立ち上がる日本文化の女手=仮名的な属性でもある。
これらの含意はそっくりそのまま,彼ら・彼女らの活動から予感される可能性であるとともに,課題でもある。

企画・構成:アイデア編集部
デザイン:ラボラトリーズ(加藤賢策,北岡誠吾)
企画協力:牧寿次郎
撮影:後藤洋平

【寄稿デザイナー】

赤井佑輔 Yusuke Akai
paragram/大阪

阿部寛文 Hirofumi Abe
ベルリン+札幌

飯田将平 Shohei Iida
ido/東京

植田正 Tadashi Ueda
東京

加瀬透 Toru Kase
東京

小原亘 Wataru Kobara
東京

佐々木俊 Shun Sasaki
AYOND/東京

芝野健太 Kenta Shibano
ライブアートブックス/大阪

杉山峻輔 Shunsuke Sugiyama
東京

鈴木哲生 Tezzo Suzuki
日本

惣田紗希 Saki Souda
栃木

高良真剣 Mahaya Takara
横須賀

仲村健太郎 Kentaro Nakamura
京都

濱祐斗 Yuto Hama
濱祐斗デザイン事務所/東京

平野拓也 Takuya Hirano
平野拓也デザイン事務所/山形

牧寿次郎 Jujiro Maki
東京

三重野龍 Ryu Mieno
京都

三宅瑠人 Ryuto Miyake
東京

安田昂弘 Takahiro Yasuda
世界株式会社/東京

吉田勝信 Katsunobu Yoshida
吉勝制作所/山形

吉松英輝
Hideki Yoshimatsu( hydekick )

【目次】

作品紹介

座談会Part1:インターネットとグラフィックデザイナー
登壇:加瀬透×杉山峻輔×安田昂弘×吉松英輝(hydekick)
司会:ばるぼら

座談会Part2:2010年代のデザイナーの在り方
登壇:飯田将平×小原亘×惣田紗希×濱祐斗×平野拓也
司会:大原大次郎

座談会Part3:日本語と文字デザインのこれから
登壇:佐々木俊×鈴木哲生×牧寿次郎×山田和寛×吉田勝信
司会:大日本タイポ組合,アイデア編集部

「協働・共感」のゆくえ
インタビュー:三重野龍×赤井佑輔×仲村健太郎

寄稿者略歴+アンケート

個人的視点:日本のグラフィックデザインへの親近感
文:ライアン・ハーゲマン 訳:熱海綾乃

掲載作品リスト

※本特集はMonotypeの新書体「たづがね™角ゴシック」を使用しております。

Mobile Talk レポート
文・構成:後藤哲也,Saki Ho
訳:Duncan Brotherton
デザイン:Milkxhake(Javin Mo, Saki Ho)

LCCやAirbnb,そしてネットインフラによって,移動はもはや特別なことではなくなった。
コミュニティもまた,もはや地に根を張るものだけではなく,オンラインのそれを含む流動的なものとなった。
Mobile Talkは,このような移動の時代における流動的なコミュニティを編む試み。
本誌で連載されていた「Yellow Pages」を担当した大阪のクリエイティブ・プラットフォームOOO Projectsと香港のデザイン・スタジオMilkxhakeが協働で企画・運営する,今なおダイナミックに変化し続けるアジアの都市を移動(モバイル)するトークイベントだ。
キックオフとなる2016年は,大阪,香港,台北という東アジアの3都市で開催された。
テーマは「#Independent/#Collective(個と集合体)」。
「個」での活動を軸にしながら,プロジェクトに応じて有機的に「集合体」としての活動を行うデザイナー,アーティスト,キュレーター,編集者などが集い,活動を共有した。
また,会場はそれぞれ,現地のクリエイターが自身で運営するスペースを選択。
一過性のコミュニティではなく,多拠点化する我々のリアルな場づくりも目指した。
本稿では,その3回のMobile Talkを圧縮し,ゲストとその作品を一覧するファイル形式で紹介する。

組版造形[プレビュー] ケーススタディ:ブックフォーマットとグリッドシステム
モダニズムの系譜 恩地孝四郎 杉浦康平 平野敬子
文:白井敬尚 補注:郡淳一郎
組版書誌:内田明 編集:室賀清徳
デザイン:白井敬尚形成事務所(白井敬尚,加藤雄一,江川拓未)

本記事は今秋刊行予定の書籍『組版造形』のパイロット版である。
「組版造形」とは「タイポグラフィにおける視覚造形原理」,つまり「タイポグラフィ」の形がどのような原理で生成し,どのように受け止められるのかを,視覚制御や構造という観点から探ることを意図している。
本記事で取り上げるテーマは「ブックフォーマットの形成」の章の一節「ブックフォーマットからグリッドシステムへ」より選ばれた。
※本記事内のノンブルは前後の記事と連続せず独立しております。乱丁・落丁ではございません。

クルト・ハウエルト:バーゼルスクールの支柱
構成・文:ヘルムート・シュミット
訳:山田清美
デザイン:ヘルムート・シュミット,ニコール・シュミット

50年代,60年代のスイス・バーゼルは,エミール・ルーダーをはじめとした教育者たちを求心力に,各国から集まった若いタイポグラファやグラフィックデザイナーたちの集合地点となっていた。
クルト・ハウエルトはその中心人物であり,グラフィックデザイナーで教育者,そして感性の優れたビジュアルアーティストである。
3月17日よりprint gallary(東京)で開催される「リニエ フォルム クラング 線形響:クルト・ハウエルト」に先立ち,教え子の一人でもあるヘルムート・シュミットがその功績をたどる。

オイゲン・ネアディンガーとリーザ・ベック:グラフィックデザイン史に忘れられたタイプデザイナー/グラフィックデザイナー/デザイン教育者
文・デザイン:イエン・ライナム
訳:大木麻利子
協力:大久保玲奈,大友ひかり,長田年伸

モダニズムを主軸とした近代デザイン史のなかで,ドイツ・デザイン学校史上ほとんど知られることのかった場所がアウグスブルグだ。
グラフィックデザインの有用性が盛んに唱えられる一方で,同校ではそうした潮流に反した,純粋な意味での「グラフィックデザイン」教育が行われてきた。
その中心的な存在となったオイゲン・ネアディンガー(Eugen Nerdinger)とリーザ・ベック(Lisa Beck)という二人のグラフィックデザイナーに光をあてる。

西野洋とその時代:『西野洋 思考と形象』によせて
文:室賀清徳
デザイン:白井敬尚形成事務所

[連載]写真と画像の分水嶺
第1回 小林健太 写真の条件
文:大山光平

[連載]場所のない言葉│Language Without Place
第2回 アルファベットの隙間
文:スコット・ジョセフ 訳:山本貴光

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エシロール・グラフィックアート月間2016「メイド・イン・ジャパン」展
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