2017年6月の星空

2017年6月の星空

6月21日が夏至なので、ここ当分の間一年中でもっとも日が暮れるのが遅く、日の出が早い状態が続くことになります。おまけに6月11日が入梅ですから、曇りや雨の空模様にも悩まされることになりますので、貴重な晴れ間を逃さないようにしたいものです。その晴れ間では思いがけず素晴らしい好シーイングに恵まれることもあり、見ごろになっている土星環などの微細構造に注目してみるのが興味深いといえます。

同じ星空が見える時刻

  • 5月中旬:22時ごろ
  • 6月上旬:21時ごろ
  • 6月中旬:20時ごろ
  • 6月下旬:19時ごろ

クリックすると大きな図が見られます

図の中央が頭の真上の"天頂"にあたり、円の周囲が地平線を表しています。図の東西南北の方位と自分の立っている場所での東西南北の方位を一致させ、頭上にかざすと、星座や星を見つけだすことができます。この全天星座図は、頭上にかざして見るものなので、東と西の方位が一般の地図とは逆になっています。

ここに揚げられている星座図は、北緯35°付近での見え方を示してありますが、ほぼ全国的にこれと似た見え方になるとみて差し支えはありません。もちろん、北海道あたりでは北の空がより高く、沖縄付近では南よりの星座が高く見えるようになります。

この観測ガイドは「月刊天文ガイド」本誌に掲載されたものです。詳しくは本誌をご覧下さい。
誠文堂新光社