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MUNCH

著者: ステフン・クヴェーネラン / 翻訳: 枇谷 玲子

定価(税込)2,200円

発売日2018年08月06日

ISBN978-4-416-51850-2

内容

ムンクは日本でも極めて人気のある画家のひとり。
常に「生と死」に向き合い続けた作品の強烈さは他の追随を許さない程の迫力であるし、もはやキャラクター化して独り歩きしている作品『叫び』の浸透度を考えれば、その関心度の高さがうかがえる。

本書は、そのムンクを扱ったグラフィックノベルによる伝記作品。
現地では2012年〈一年で最も美しい賞〉と〈オスロ市芸術家賞〉を、2013年ノルウェーで最も権威ある文学賞〈ブラーゲ賞〉のノンフィクション作品賞を受賞している。

ムンクの伝記は世界各国で数えきれない程たくさん出されているが、本作はユーモアを交え、彼の人物像を多面的に、深くえぐりだすことに成功しており、また、日本で出版されている伝記に決定的に欠けている、
ムンクとその時代に生きた人々の生の声、言葉を物語として不自然でない形にした構成力は現地でも天才的と評され、絶賛されている。
かつて出されたムンクの伝記のほとんどは美術評論家により書かれたものだったが、本作は優れた画家でもある漫画家により描かれたため、斬新な作品に仕上がっていることも大きな特徴となる。

著者紹介

枇谷 玲子(ヒダニ レイコ)

1980年、富山県生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学。2005年、大阪外国語大学(現大阪大学) 卒業。 在学中の2005年に『ウッラの小さな抵抗』で翻訳者デビュー。北欧家具輸入販売会社勤務、翻訳会社でオンサイトのチェッカーの経験を経て、現在は子育てしながら北欧書籍の紹介を行っている。訳書に2015年東京都美術館で行われた展示『キュッパのびじゅつかん』の元となった絵本『キュッパのはくぶつかん』(福音館書店)、『カンヴァスの向こう側』(評論社)など。埼玉県在住。

商品名 MUNCH

商品名(カナ) ムンク

著者名 ステフン・クヴェーネラン

翻訳者名 枇谷 玲子

判型 B5

ページ数 288

お詫びと訂正

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