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本当の「頭のよさ」ってなんだろう?

勉強と人生に役立つ、一生使える ものの考え方

著者: 齋藤 孝

定価(税込)1,430円

発売日2019年06月05日

ISBN978-4-416-61932-2

内容

★装丁画・漫画:羽賀翔一(『君たちはどう生きるか』)

よく、「あの人は頭がいい」とか「自分は頭がよくないから」とか言いますよね。
その根拠はなんだろう?
きみは本当に頭がよくないんだろうか?

学校の授業さえきちんと受けていれば、「頭のよさ」は手に入るのだろうか? 
いえ、それだけでは、いじめや不登校など、人生におとずれる多様な困難に打ち勝つ「タフな頭」を鍛えることはできません。

「頭がいい」というのは、脳の「状態」なのです。
頭のいい人、よくない人というように、分けられているわけじゃない。
みんな、頭のはたらきのいい状態と、そうでない状態がある。
その「はたらきのいい状態」を増やしていけば、だれもがどんどん頭がよくなります。
頭がいい状態なら、目の前の問題を解くのはたやすいことです(勉強でも人生でも)。
頭のよさは、生きていく力、現実を変えていく力なのです。
それでは、「頭のいい」状態を増やしていくには、どうしたらいいのでしょうか?

学校にはなんのために行くの?
受験にはどう臨んだらいいの?
本はどう読めばいいの?
周りの人とはどうつきあえばいい?
この本では、さまざまな身近なテーマから、一生使えるものの考え方を身につけて、頭のよさを磨いていく方法を伝授します。

著者紹介

齋藤 孝(サイトウ タカシ)

1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。
東京大学法学部卒。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。
『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。
『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。
『語彙力こそが教養である』(KADOKAWA)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)などベストセラーも多数。
著書発行部数は1000万部を超える。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

ここだけの話

齋藤孝先生からのメッセージ

2019年6月に初版1万部で刊行したこの本は、じわじわ売れ続けて発売から6か月を迎える同年12月に5万部に到達。児童書としては異例の売れ行きです。

 

この本を全国で一番売ってくれている本屋さん、三省堂書店成城店の書店員さんに話を聞くと、教育に関心の高そうな親御さんが多く買ってくれている、と教えてくれました。「でもそれだけじゃないんです」と続きます。「小学生ぐらいの子、中学生ぐらいの子が、棚から手に取って、ぱらぱらと眺めて、自分でレジに持っていくんです」。

 

表紙に描かれた、羽賀翔一さん(漫画『君たちはどう生きるか』)の絵に惹かれたのかもしれません。テレビで齋藤孝先生を見て知っていたのかもしれません。お母さんに勧められたのかもしれません。
どんなきっかけにせよ、この本を読もうと思ったということは、何か、自分を後押ししてくれる「言葉」を求めているのだと思うのです。

 

 

その読者の人たちに、「正解です」と伝えたい。
この本には、齋藤先生が培ってきた「頭をよくする」いろいろなノウハウが書かれています。でも、それだけじゃないんです。この本の背景には、「どんな状況になっても人生をあきらめないでほしい」という思いがあります。行間に、文と文のちょっとした隙間に、その思いはにじみ出ています。

 

5万部到達を機に、読者に何かメッセージを書いてもらえないか、と齋藤先生にお願いしたところ、数日後、手書きの「言葉」がメール添付で届きました。
私たちはこのメッセージを、POPにして書店さんにお配りすることにしました。

 

このPOPに目を留めた新しい読者の方々に、本に書かれたたくさんの「言葉」に出会ってほしい。
きっと、人生をあきらめたいほど苦しいときにこそ、その言葉たちが力になってくれるはずだと信じているからです。
(編集担当。7歳(男)と3歳(女)の2児の父)

商品名 本当の「頭のよさ」ってなんだろう?

商品名(カナ) ホントウノ アタマノヨサ ッテナンダロウ

著者名 齋藤 孝

判型 B6変(縦175mm×横128mm)

ページ数 224

第1章 本当の「頭のよさ」ってなんだろう?
⇒本当の頭のよさは「知(判断力)」「仁(誠意)」「勇(行動力)」でつくられる。

第2章 勉強するのはなんのため?
⇒勉強は、自分をいまよりもっと生きやすくしてくれる。 「知る」「考える」喜びが、人生にワクワクやイキイキを増やすんだ。

第3章 学校に行く意味ってなに?
⇒学校は、いろいろな人がいることを知り、人との接し方の練習をするところと思いなさい。

第4章 受験にはどんな戦術で立ち向かうか?
⇒受験は、自分の強み、自分らしい戦い方を見つけるチャンスだ。

第5章 本とどうつきあうか?
⇒本を友だちにしたら、きみは一生、ひとりぼっちじゃなくなる!

第6章 「好きなこと」への没頭体験、ありますか?
⇒好きなことにどんどんハマれ! 情熱の火種を燃やせ!

第7章 思春期は不機嫌でいてもいいと思ってる?
⇒ほがらかな人になろう。自分も他人も上機嫌にできる人になろう。

第8章 生きていくってどういうこと?
⇒いま、自分にできるベストを尽くせ! うまくいかなくても、道はほかにもある。それに気づけるのが、本当の頭のよさだ。

お詫びと訂正

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