動画:JAXA
低高度降下観測運用(PPTD-TM1A)結果の動画(ONC-W1によるターゲットマーカーの分離画像)が公開されました。
5月30日、「はやぶさ2」は低高度降下観測運用(PPTD-TM1A)を実施しました。今回の運用では、4月に作成した人工クレーターの北西側に位置するC01-Cエリアに向けて降下し、高度9mでターゲットマーカーを分離。目標地点から3m離れた場所に投下されました。1回目のターゲットマーカーの投下後から「はやぶさ2」の誘導方法の改善、リュウグウの重力モデルの更新などの工夫により高精度の投下が実現。この距離でターゲットマーカーが投下されたことによって、「はやぶさ2」はC01-Cエリア全体にタッチダウンすることが可能となりました。
この運用の結果から得られたデータを詳しく検討した運用チームは、現在の性能でタッチダウンを行なえると判断したことを公表しました。
「はやぶさ2」の2回目のタッチダウンは、半径3.5mのC01-Cbエリアで7月11日に実施することが予定されています。