
開催について
第7回目となる「MJオーディオフェスティバル」を2025年6月15日(日)に東京・秋葉原の損保会館にて開催いたします。
レジェンド試聴会、読者の試作機大試聴会、レギュラー執筆者による作品発表、出展企業によるデモンストレーション・即売など充実したプログラムをお届けする予定です。
最新情報を本ページにて随時更新していきますのでご期待ください!
開催概要
・日時:2025年6月15日(日) 11:00~18:00(開場10:30)
・場所:秋葉原 損保会館(東京都千代田区神田淡路町2-9) 2F、4F、5F
・イベント内容:レジェンド試聴会、読者の試作機大試聴会、レギュラー執筆者による作品発表、企業によるデモンストレーション・即売
・入場料:2,000円(税込) パンフレット、オリジナル缶バッジ付き(缶バッジが入場証になります)※学生の方は学生証の提示で入場が無料となります
・お申込み方法:事前申し込みはございません。当日会場にお越しいただき、受付となります。
・試聴方法:デモンストレーションは各部屋とも入場順になります(予約制ではありません)。席に限りがありますので、席がすべて埋まった後は立ち見でのご試聴となります。
プログラム詳細 – レジェンド試聴会&MJ執筆者による発表
レジェンド・森川忠勇氏の試聴会をはじめ、おなじみのビルダーたちの最新作が聴ける試聴会やパーツなどの即売、そして「読者の自作機大試聴会」もあり、いつもの通り盛りだくさんな内容です。うっとうしい梅雨空を吹き飛ばすイベントとしてお楽しみください。
※本ページの内容は変更されることがあります。最新情報は本ページのほかSNS等で随時お知らせします。
■ レジェンド試聴会 森川忠勇氏の作品を聴く
1970年代から200年代まで、革新的な真空管アンプの製作記事を本誌に発表し続けた森川忠勇氏の遺したアンプを聴き、氏を偲びます。
新型真空管はもとより、トランスなどの新製品が出ると徹底的に吟味して、測定値とともに製作記事として発表し、多くのファンの指針となっていた森川氏は、自ら米国に赴き、現地のパーツ事情などをレポートするジャーナリストでもありました。さらにキットメーカー/販売店「オーディオ専科」を興し、氏の設計による高品質なキットやオーディオ用のパーツを販売し、自作オーディオの発展に寄与しました。
今回の試聴会では森川氏と同時代に活躍し、氏の業績を肌で感じていた黒川達夫氏による技術解説と、1970年代から森川氏とともに本誌を飾った前田欣一郎氏による回顧の2本立てで森川氏の業績をたどります。試聴には森川氏製作のEL34プッシュプルと6C33C-B OTL モノ―ラルの2台のパワーアンプを使用する予定です。
(協力:オーディオ専科)
・時間:11:00~12:30
・場所:レッドステージ(404号室)




『MJ無線と実験』レギュラー執筆者による試聴・講演会
MJオーディオフェスティバルでは、『MJ無線と実験』でアンプやスピーカーなどの製作記事で活躍するレギュラー執筆者による最新の作品を見て、聴くことができます。
テクノロジールーム(503号室)
■ 金田明彦氏(11:00~12:30)
【最新SiC MOS-FETハイブリッドハイパワーアンプvs.最新6C33C-B真空管DCハイパワーアンプの競演】
最新の超高速SiC MOS-FETを出力段に応用したLi-PoバッテリードライブDCパワーアンプと、AC電源の6C33C-B ハイパワーDCアンプ最新版を使用して、名曲を鑑賞します。
使用機材
・光カートリッジ:DS E1
・ターンテーブル:DCアンプ制御SL-1100
・プリアンプ:407A光カートリッジ用プリアンプ【2024年秋号掲載】
・パワーアンプ : 396A-SCT4013DRハイブリッドハイパワーアンプ【2025年春号掲載】
・6C33C-Bハイパワーアンプ【2025年夏号掲載】



■ 柳沢正史氏(13:00~15:00)
【英国の名球DET25トランスドライブシングルアンプとWE 300(1957年製)カソードチョークドライブシングルアンプの試聴】
英国と米国のヴィンテージ直熱3極管シングルアンプを試聴します。使用機材
・DET25トランスドライブシングルパワーアンプ【2024年秋号掲載】
・WE 300Bカソードチョークドライブシングルパワーアンプ【2016年4月号掲載】
・ステレオLP:デノンDL-103+WE 396A CR型EQアンプ
・モノーラルLP/SP:トーレンスTD184+GEバリレラRPX 052+専用EQアンプ



■ 小澤隆久(16:30~18:00)
【フルレンジユニットを使用したスピーカーシステムの試聴】
フォステクスの10cmと20cmユニットで製作したスピーカー【2023年12月号,2024年1月号掲載】と長岡鉄男氏のスーパースワン(10cmユニット使用)の聴き比べをします。バックロードホーンの良さと限界について知る。
小澤隆久氏の試聴会はスピーカーの試聴に加えて、実践的なスピーカー設置テクニックなどの有益な情報と適切な音質評価で人気イベントとなっています。

■ MJ無線と実験(15:30~16:20)
【新製品QWT型エンクロージャー・スピーカー部品セット「MJYSP-1」の試聴】
ヤマハが開発したプロトタイプ9cmフルレンジスピーカーユニットを搭載したスピーカーシステムを試聴します。解説は本部品セットの設計を手がけた小澤隆久です。
商品の詳細はこちらから:https://www.seibundo-shinkosha.net/mj/?p=4453

レッドステージ
■ 上野浩資氏/手塚賢司氏(13:00~14:00)
上野氏は、2024年4月開催の蓮田オーディオクラブ・アンプ競技会での優勝機であるオール松下製真空管で統一した6CA7 3極管接続シングルパワーアンプ【2025年冬号掲載】と、「新しいオーディオ原器」として設計したTA-300B(高槻電器工業)SRPPドライブシングルパワーアンプ【2025年春号掲載】を出品。
手塚氏も上野氏と同じく、2024年10月開催の蓮田オーディオクラブ競技会で優勝したEL34シングルアンプ【2022年9月号掲載】に加えて、WE 300Bプッシュプルアンプ【2025年春号掲載】を出品。WE 300Bは2022年モデルを使用します。




■ 岩村保雄氏(14:10~15:10)
【MT管を使った5極管接続プッシュプルアンプの可能性】
・6BQ5ダブルプッシュプルアンプ【2025年夏号掲載】
対称性による歪みの打ち消しなど、非常に優れたピュア対称回路。入力トランスにLL-1545Aを使用、出力段は固定バイアス、出力トランスはカットコアのOHC-30P-8K(出力13W)。
・6BM8プッシュプルアンプ【未発表】
新開発「アモルファスコア」の出力トランス(AC-16P-10K)を使ってその可能性を探ります。そのため回路はPK分割位相反転の標準的なものとしています(出力10W)。

■ 征矢 進氏(15:20~16:20)
【最新作直結パワーアンプ】
・GM30シングルパワーアンプ【未発表】
30W以上の出力を目標にしたパワーアンプ。入力トランスを使用した固定バイアス方式で、ドライブ段は6Z-DH3AとVT-25Aを組み合わせた直結動作で余裕のドライブ。フィラメントにはチョークコイルを入れた直流点火で低ノイズ化しています。
・PX25ロフチン・ホワイトアンプ【未発表】
ロフチン・ホワイト回路にハム打ち消し回路を導入することで、交流点火でもローノイズ化に成功。整流管は傍熱管を使用して出力管を保護。真空管はすべて欧州製を使用。

■ デヴォン・ターンブル氏(17:00~18:00)
【オリジナルブランドOJASスピーカーを聴く】
『MJ無線と実験』2025年春号より「ニューヨーク・東京オーディオ通信」を連載開始したデヴォン・ターンブル氏が、自ら主宰するオーディオブランドOJASのスピーカーを披露します。
試聴に使用するスピーカーには、アルニコマグネット、プリーツ加工ファブリックサラウンド、ブラックコーンを採用したフォステクス6.5インチフルレンジドライバーを使用しています。

メインステージ(2F)
■ 紀井利臣氏(17:00~17:30)
【作品の展示とアンプ試聴】
・BTLステレオパワーアンプ「心」(2025年)
カーオーディオ用パワーICを使用した立体作品。正面パネルに「心」、「人生」などの文字をアクリル板に付けたLEDで光らせています。
スペック:出力22W×2(Vcc=14.4V,RL=4Ω時標準値).フィリップス製アナログパワーIC TDA1552Q使用、ミュート機能あり。動作電圧6~18V。57W×103H×170Dmm(ツマミやスピーカー端子含む)、650g。
・オリジナル質量分割型トーンアーム4作品(2005年)
アフリカン・パドック材を使用したベアリング軸受け式アームのロング型(約30cm)とショート型。試聴感は金属製のアームに比べると太く、丸く、柔らかい印象の音質。白いアームは、希少なマンモスの牙材を加工した唯一無二のスタティックバランス型。製作工程、加工図は『オーディオクラフトマガジンNo.3』(2000年,誠文堂新光社刊)に掲載されました。
紀井利臣
古典絵画技法の研究家であり、テンペラ画作品多数。また古楽器リュート作家でもあります。跡見学園女子大学名誉教授。雅号Leonard KII。


レインボールーム(405号室)
■ アンプビルダー交流ルーム
終日、本誌ライターが入れ替わりで在室し、読者との交流を深めます。日ごろの疑問を質問する良い機会です。

プログラム詳細 – 出展企業情報
企業の展示販売・デモ
オーディオイベントの楽しみの一つは、メーカーや販売店によるデモンストレーションや展示即売です。『MJ無線と実験』協賛企業による最新技術の発表、ハイエンド製品の試聴、掘り出し物が期待できる即売など、お楽しみください。
マーケットゾーン(2階ホール)
■ AKINO
新製品を含む小型アンプ類を展示販売します。楽器用モノーラル入力にCDなどのステレオ入力がミックスできる電子楽器練習用の真空管ヘッドフォンアンプHA 4030、マッキントッシュ型、CR型、クオード型、LCR型の真空管MMフォノイコライザーアンプEQ 4010、EQ 4020、EQ 4030、EQ 4040。ラックス型トーンコントロール真空管プリアンプPR 4010。FETと真空管を用いたハイブリッドMCヘッドアンプMC 4010。

■ アンダンテラルゴ
オリジナル商品である接点安定剤「SuperTMD」の展示・解説とともにサンプルを配布します(数量限定,お1人様につき1個)。小型オーディオボード「プリモボード」、スパイク受け「サイレントマウント・ソリッドマウント」、スパイク「スルーホールスパイク」のほか、英国コードカンパニーのラインケーブル各種(「EpicX RCA」や「C-line」など)を展示・解説します。
URL:www.andante-largo.com

■ ヴィンテージジョイン
ミュージックカセットテープと真空管・パーツを販売します。代々木にてコンパクトで心地よいサウンド「シンプル・スモール・インテリアオーディオ」をテーマに提案しています。
URL:www.vintagejoin.com

■ オヤッグサウンド
新製品オヤッグスプレータイプレコードクリーニング液を紹介します。併せて関連商品の特価販売、サンプルの無料配布をいたします。オヤッグクリーニング液を使用したさまざまな方法によるレコードクリーニングの実演や、レコードメンテナンスについての相談・質問も受け付けます。会場にお持ちのレコードもクリーニングします(お1人様2,3枚)。
URL:http://www.oyagsound.jp/

■ オーロラサウンド
マルチカーブイコライザーEQ-100を中心に、モノーラルLPやSPを再生します。研究開発中の試作に使用した部品類をジャンクとして販売します。
URL:www.aurorasound.jp

■ サブゼロ処理研究所
深冷処理技術HST-SE(ハイパーサブゼロトリートメントSE)で処理された機材による電源工事の説明とデモンストレーションを行います。SE処理済みブレーカーと未処理ブレーカー、SE処理済み壁コンセントと未処理壁コンセント、未処理CD/BASIC処理(24時間工程)CDEXC処理(48時間工程)CD、これらの差異が比較試聴用セットによって体験できます(ヘッドフォンでの個別試聴)。
URL:http://subzero-ctl.com/

■ サン・オーディオ
好評のタムラトランス専用ステレオアンプシャシーキット「SV-TE/zero2」と「SV-TE/zero2 [type-HG]」を展示、活用方法を説明します。販売では、両キットの訳あり品やオプション金具の一部、さらに数量限定でタムラトランスやCRパーツ類を特価でご提供します。
URL:http://www2.big.or.jp/~sunaudio/

■ 真空管アンプシャーシ製作所
オーダーメイドで真空管アンプのシャシーを製作する当社は、801A(VT-62)シングルアンプと6V6GTシングルアンプをご覧いただく予定です。どちらも溶接を排した2ピース構造で、当社が得意とする技術で作られたものです。当社で「あなたのための、世界に一つだけのシャシーを」手に入れてみませんか?
URL:https://www.tube-amp-chassis.com/

■ 中電
各種のMMカートリッジ製品群を展示します。昨年の発売以来好評のラインコンタクト針搭載の「MG-36BPH」のほか、モノーラルレコード用「MG-36SMN1」、SPレコードに対応した「MG-36SP3」、「MG-36SP35」といった新製品をはじめ、基本となる高出力で評判の「MG-3605」、「MG-3675」も含め、MG-36シリーズ全機種がご覧いただけます。ぜひお越しください。
URL:https://www.chuden1996.com/

■ チューブオーディオラボ
テクトロンとTSMプロダクツの特注トランスの販売代理店です。真空管アンプ用部品と真空管を販売しています。
URL:http://shinkuukan2.web.fc2.com/

■ ファインアーツミュージック
盤鬼・平林直哉氏が主宰する歴史的音源復刻レーベル「グランドスラム」、マスタリングの名手・斎藤啓介氏が手がけるレーベル「アルトゥス」を中心に、クラシックのCDなどのソフトを販売します。往年の名演奏から最新の高音質録音まで、会場特別価格でご提供!



■ 六本木工学研究所/麻布オーディオ事業部
当社取り扱いブランド(seas,Tang Band,BlieSMa,Transducer Lab,JANTZEN AUDIOなど)の製品に加え、自社製スピーカーユニット、エンクロージャーを展示・販売します。
URL:https://www.ritlab.jp/



■ 誠文堂新光社
『MJ無線と実験』関連書籍、バックナンバー、オリジナルCDシリーズ、グッズなど、オーディオ関連商品を展示販売します。
URL:https://mjnetshop.thebase.in/


406号室
■ スタジオイクイプメント
当社は放送局スタジオや音楽録音スタジオの音声設備設計施工、機器製作およびメンテナンスを手がける会社です。今回はDual(ドイツ)のターンテーブル、KS-Digital(ドイツ)のパワードモニタースピーカー、ProAC(イギリス)のパッシブモニタースピーカー、B.audio(フランス)のDACなど、海外製品を展示します。
URL:https://www.studioequipment.co.jp/

408号室
■ ロジャースラボラトリー・ジャパン
SOUNDBASEオリジナルの新製品インバーター電源や平面フルレンジスピーカー「BalsaFlat55」,「BalsaBlack33」、真空管搭載CDプレーヤー「Musicnote CD-MU15」によるデモンストレーションを行います。また、厳選したオーディオアクセサリーや高音質のCDソフト、2トラック38cm/sミュージックテープの販売もいたします。会場限定特価品もお楽しみに。ぜひお立ち寄りください。
URL:http://www.rogers-japan.com

501号室
■ フィディリティムサウンド&マークオーディオ/四十七研究所
・フィディリティムサウンド&マークオーディオ
本年1月に開催したクラウドファンディングでご協賛いただいた製品をメインに試聴を行います。スピーカーユニットはAlpair 5G、スピーカーシステムはMC5H_UTAG_マホガニーとMicroNC5_UTAGの2機種です。NC7Kit、NC5Kit(新製品)の試聴では、NC5Kitは話題のAlpairGを装着しますが、キットのバッフル無垢材オプションを計画しています。どんな木材が出てくるか、ご期待ください。
・四十七研究所
アナログターンテーブルの2モデル(4724Koma,4742Simple Koma)に新作ストレートアームを装着して、アナログサウンドを楽しんでいただきます。
フィディリティムサウンド:
http://www.fidelitatem-sound.jp/
四十七研究所:
http://www.47labs.co.jp/




504号室
■ ヤマハ
昨年実施の「ヤマハと創るスピーカー自作&試聴イベント」で登場した、プロトタイプの9㎝フルレンジスピーカーユニットを使用したスピーカー組立ワークショップ(有償)を開催します。
・ヤマハ(株)主催:お家スピーカー&ブロックスピーカー
事前試聴会のご案内:https://member.jp.yamaha.com/event/3674
内容・お申込み:https://member.jp.yamaha.com/event/3653
・ReBuilding Center JAPAN主催:古材利用のスピーカー
内容・お申込み:https://store.rebuildingcenter.jp/items/107610171

505号室
■ TOA
「再生音の原器」を目指すべく誕生したプロフェッショナルモニタースピーカーME-50FSを展示します。アナログにこだわって実現した理想的な位相特性、高解像度のサウンドをぜひご体感ください。ME-50FSの思想をそのまま継承、イマーシブサウンド向けにコンパクト化したパッシブモニタースピーカーも参考出展します。
URL:https://www.toa.co.jp/

506号室
■ 山越木工房
2024年に引き続き、当社オリジナル2ウエイバスレフ型スピーカーシステム「SP-Q」と10㎝ユニット用のエンクロージャーの試聴・展示を予定しています。試聴時間中でもお客様お持ち込みのCDが試聴できるスタイルを考えています。
URL:http://yamakoshimokkoubou.com/

デモンストレーションゾーン(502号室)
5社が35分×2回の持ち時間で音出しデモンストレーションを行います。タイムテーブルは決まり次第お知らせいたします。
■ コルグ
アナログの魅力を現代に昇華したプレーヤー「handytraxx play(DJ仕様)」、「handytraxx tube(リスニング仕様)」を展示します。真空管Nutube搭載の高音質サウンドをぜひ体験しに来てください!
URL:www.korg.com

■ 実研開発
当社は教育機材、医学・生理学研究機器の製造メーカーです。本イベントには研究用ステレオパワーアンプJK903Kを出展します。JK903Kは、独自開発の電力増幅回路、究極の忠実度と低ノイズ、電源スイッチON後3~5秒で動作OK(予熱時間不要)、出力電力は100Wpeak以上(8Ω負荷)、スピーカーと内部回路の完璧な保護回路、設計MTBF(平均故障間隔時間)30年、といった特徴を持っています。
URL:www.jikkenk.com

■ フォステクスカンパニー/フォスター電機株式会社
「フォステクス」のプレミアムなフルレンジブックシェルフスピーカー「GS103A-VB」と手軽に高音質を手に入れられるアドオントゥイーター「GS17H」を中心に、未発表の新型モデルも特別展示!実際に聴き比べできる貴重な機会です。オーディオ初心者から愛好家まで、音の違いを体感いただけます。皆様のご来場を心よりお待ちしています。
URL:https://www.fostex.jp/

■ マックトン
マックトンは1964年に設立されました。その後60年にわたって,真空管式オーディオアンプの製造を専門に行ってきました。生演奏に最も近い良い音を長時間聴いても疲れないシステムは、真空管以外では不可能と考えています。一度その音を聴くと、生に近いすばらしい音に驚かれるでしょう。
URL:https://mactone.com/

■ MALC
音楽再生の機能のみに徹したスローなオーディオシステムを紹介します。再生のシステムとメカニズムの原点であるGND回路に着目したUnity Groundingによる、高精細でイマーシブなプレゼンスをお楽しみください。
URL:https://www.audiolabo.jp

プログラム詳細 – 読者の自作機大試聴会
MJオーディオフェスティバルの目玉のひとつとなった読者参加型試聴会です。出品作に優劣をつけるのではなく、それぞれの努力や工夫、技術を含めて音を楽しみ、読者の親睦を深める企画です。力作の数々をお楽しみください。
■ 宮沢 元氏 EL34プッシュプルパワーアンプ(11:10~11:35)
初段は12AT7、位相反転は6CG7によるカソード結合型、出力段は固定バイアス式の5極管接続。アイドル電流を少なめにしたB級動作に近いAB級動作で、小出力時のプレート損失と発熱を小さくするした。設計の自由度へのチャレンジとしてEp2<EpとしてPg2が過大にならないようにした。最大出力約35Wだが、100Wクラスの余裕ある出力トランスを使用。


■興野晃司氏 3極管無帰還プリアンプ(11:40~12:05)
CR型フォノイコライザー回路を搭載した全段無帰還プリアンプ。フォノイコライザー部には6922を使用、フラットアンプ部は5687によるSRPPという構成で、電源部(半導体による安定化)は完全ツインモノーラル。イコライザー部、入力セレクターのリレー回路、電源部、大型コンデンサーなどノイズの影響を受けやすい部分には銅板によるシールドを施すことで防磁、ノイズ対策を強化している。



■大野和也氏 オンキヨー CR-D2改(チューニング)(12:10~12:35)
前回に引き続きオンキヨーのCD一体型アンプを高音質化チューニングした。チューニング内容は回路図と基板パターン図から考察し、アナログ/デジタルともに電流ループの最適化をさらにデジタルサーボ、DIR、DAC回路のアースの結合、デジタルアンプのアースループの最小化など、アースを中心にした改良を行い、聴いてリアルで楽しい音を目指した。



■ 田中厚生氏 全段カレントミラー増幅DCパワーアンプ(12:40~13:05)
入力はベース接地、その後電流信号を終段を含めカレントミラーのみで3段増幅する全段バイポーラートランジスター構成のアンプ。出力は20W(8Ω)。

■ 中村一郎氏 USBハイレゾプレーヤー(13:10~13:35)
MJオリジナルハイレゾ再生デジタルオーディオプレーヤー基板MJ-DAP01をケースに入れ、AC電源動作とし、アナログ音声とデジタル信号(S/PDIF同軸と光)を出力する。光デジタル出力は作者のオリジナル設計で、192kHz対応トスリンクは自作。基板をケースに収納するため、USBコネクター、ロータリーエンコーダーはパネルに取り付け、プッシュスイッチはスイッチキャップで延長してパネル上で操作できるように工夫した。



■土屋 剛氏 PCによる高音質マルチアンプシステム(14:20~14:45)
PCで一括して信号処理をするマルチアンプシステムの紹介。位相ずれのないリニアフェーズのチャンネルデバイダー、デジタルルーム補正の「個別スピーカー(SP)」と「全SP」への二重適用を経て、デジタル多ch出力のインターフェースからDACへ信号を送る。その結果、リスニングポジションに忠実度の高い音が届くようになった。会場の制約により、デモは帯域分割なし、デジタルルーム補正なしの2chで行う。



■ 荒井重幸氏 30cmウーファー使用3ウエイスピーカーシステム(14:50~15:15)
VituixCADを活用して設計したシステム。構成は30cmウーファー、ドームミッド、リボントゥイーター。特性をフラットに、ユニット間のつなぎをスムーズにするため、シミュレーションを10数回重ね、満足できる条件を得た。エンクロージャーはパイン集成材で、内部に多くの共振対策を試行錯誤しながら施して調整している。

■谷本裕昭氏 げんこつキャンバストップ2025(15:20~15:45)
台に固定したテクニクスのげんこつユニット(20cmフルレンジ)にキャンバス製のバッフルを取り付けたオリジナル形状の後面開放システム。このバッフル板が振動することで、オープン構造ながら低音再生の改善と、音場再現性の向上を目指して設計した。バッフルはキャンバス生地を針金の枠に縫い付けたもので、振動を阻害しないようウレタンスポンジを介してユニットに固定している。


■ 上條雄二 ウェーブ振動板位相反転30cmフルレンジスピーカーシステム(15:50~16:15)
前回までと同様、フルレンジシステムとアンプ類を含むシステムとして出品。スピーカーは、前回2枚だったウェーブ振動板による100~200Hzの特性改善策として、さらに小さい振動板を追加した。反射電流防止回路は1次インピーダンスの高いトランスへの変更と低インピーダンス型トランスの追加で、より効果が向上した。周波数特性のフラット化のためにフィルターを搭載。ACコンディショナーや上條信一氏製作の半導体式パワーアンプなども併用する。

■ 栗田 茂氏 フォステクスFW168HR&T250Dピラミディカルチューブ・バスレフシステム(16:20~16:45)
トールボーイ型エンクロージャーの音道構造に工夫を加えたオリジナル構造の2ウエイスピーカーシステム。エンクロージャー内に仕切り板を設けて作った音道を利用したバスレフ型で、トールボーイ型で生じる縦方向の定在波が大幅に低減できたことを実測で確認した。クロスオーバー周波数は1.9kHz。


たくさんのご来場をお待ちしています!