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恐竜の描き方

恐竜の描き方

著者名: 伊藤丙雄 [画・著]
発売日: 2013-01-23
ISBN: 978-4-416-11327-1
書名(かな): キョウリュウノエガキカタ
判型: B5
副書名: ドラゴン&クリーチャーのファンタジー表現にも応用できる
ページ数: 144
定価:
本体2,000 円+税
ティラノサウルス、ブラキオサウルス、スミロドン、マンモスetc、絶滅した恐竜や哺乳類など、古生物の在りし日の姿を伝える唯一の方法が、サイエンティフィックイラストレーション(復元画)です。初めて描いた復元画は、1995年に開催された「絶滅した哺乳類たち」(国立科学博物館)展の図録用の「ステゴマストドン」という象の祖先でした。私はそれまでイラストレーションの分野に、復元画なる専門に特化した表現があるとは知らず、頭の中では軽く「象を描く」という意識しか無かったのです。骨格の比率や歯の位置、生え方などは関係なく、いわば「象に見えればいい」という適当な考えで作画したものでした。そのような取り組み方ですから、今回、監修をお願いしている冨田先生にお見せした際、かなりがっかりされたことを今でも覚えています。その後、過去に存在した在りし日の生物を描く「復元」という言葉に込められた沢山の想いに気がつき、古生物を描く魅力に引き込まれていったことは疑う余地もありません。本書はいわゆる描き方How to本になりますが、ただ描き方のプロセスを披露するのだけであれば、時間経過を画像でお見せするので事が足ります。しかし実際には、描くことは最終的な局面であり、それまでの復元に至るまで、様々な資料を経て、描く段階で拘っていた部分に焦点をしぼり、スケッチ段階の作例から監修を経るところもご覧いただきながら進めるという、一冊の形態にまとめました。(前文より)
著者は美術・デザイン系大学、デザイン専門学校にて教育現場のキャリアを積み重ねながら、デザイン制作の活動も積極的に行ってきました。商業広告のグラフィックデザインやクレイアニメーションの制作と並行して、復元画の世界に於いても多くの足跡を残してきました。1995年の「絶滅した大哺乳類たち」(国立科学博物館)でイラストレーションの実績を認められ、その後展覧会における復元画制作や多くの図鑑などの出版物のために原画を制作しています。中でも、2009年国立科学博物館、2010年大阪市立博物館で開かれた「大恐竜展」のポスターに使用された、マプサウルスの復元画は多くの人の心をとらえ、著者の代表作となりました。この本では、作者の描く復元画の過程を、ラフスケッチから監修を経て、出来上がるまでのプロセスを細かく紹介し、サイエンティフィックイラストレーターだけにとどまらず、広くイラストレーションを描くための参考書ともいえる内容となっています。特に絶滅した生物を描く際、リアリティを持たせるために準備しなければならない事柄や、監修を受けることの大切さ、資料収集と検証など、制作者が持つべき意識についての解説は必読であり、クリエイティブな分野に興味を抱くものにとり、大いに役に立つ一冊となります。

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