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蘭花百姿 東京大学植物画コレクションより

明治期から現代までの植物画や植物標本でたどる蘭の博物誌

編集: 東京大学総合研究博物館

定価(税込)3,960円

発売日2022年05月12日

ISBN978-4-416-52261-5

蘭の多様な博物誌を、東京大学総合研究博物館が収集した植物画や植物標本でたどる。初公開の図版を多数収録

内容

■蘭の博物誌を美麗な植物画と貴重な植物標本でたどる
東京大学総合研究博物館インターメディアテクで開催された、特別展『蘭花百姿 ——東京大学植物画コレクションより』(2021年)の関連書籍。

 

特別展では、明治期から現代まで、東京大学の植物学研究の傍らで描かれてきた多種多様な蘭の植物画とその関連展示物が一堂に会した。
本書には貴重な明治期の植物画をはじめ、植物標本、図譜、図書、絵葉書、写真など初公開のものを含む総数100点超の図版を収録。
世界に広く分布し、被子植物の中で最も種数が多い蘭の多様な姿を、豊富な図版を用いながら読み解く。
気鋭の研究者・植物画家らによる蘭にまつわる論考やエッセイを特別収録。

 

■執筆
寺田鮎美+藏田愛子+池田博+清水晶子+邑田仁+邑田裕子+根本秀一+遊川知久+中島睦子+松原始+西野嘉章

 

著者紹介

東京大学総合研究博物館(トウキョウダイガクソウゴウケンキュウハクブツカン)

東京大学の研究教育機関である大学博物館。東京大学が創設以来、収集・蓄積している学術標本を整理・保管・研究・公開する組織。所属する大学教員・研究所の専門分野は多岐にわたる。本郷キャンパス内の本館、小石川分館、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」などの展示施設を持つ。

 

インターメディアテク…東京大学総合研究博物館と日本郵便株式会社が協同で運営する展示施設。東京駅前に立地する、昭和モダニズムを代表する歴史建築・旧東京中央郵便局舎を改装したJPタワー/KITTE内に所在する。東京大学が持つ貴重な学術標本を用いた常設展示や特別展示などをおこなう。

ここだけの話

50年の時を超え、よみがえる植物画

 本書は東京大学総合研究博物館の展示施設「インターメディアテク」で開催された特別展示「蘭花百姿――東京大学植物画コレクションより」(2021年)の関連書籍です。

 

 コロナ禍の影響もあり、展示会期と同じタイミングでの書籍刊行がかなわなかったのですが、その分、展示にはなかった参考図版や解説、研究者らによる特別エッセイを加えてボリュームたっぷりの内容になっています。

 

 

 ちなみに蘭花百姿「らんかひゃくし」と読み、蘭の多彩な姿を100点を超える図版で紹介しています。図版には、明治期に描かれた美麗な植物画をはじめ、貴重な植物標本のほか、蘭にまつわる国内外の出版物の図版を収録しています。

 

 その中の1つが植物学者・前川文夫(1908-1984)が著し、植物画家・太田洋愛(1910-1988)が植物画を描いた書籍『原色日本のラン』(1971年)です。偶然なのですが『原色日本のラン』は誠文堂新光社から刊行されたもので、運命を感じつつ制作にあたりました。

 50年ほど前のことなので社内には刊行当時のことを知るものはおらず、博物館などの方々にご協力いただきながら、著作権継承者のみなさまに掲載許諾の連絡をとることができました。前川文夫氏の著作権を継承されたご親族が「誠文堂新光社の編集者さんが毎日のように家に来て、打ち合わせをしてランの本を作ってましたよ」と懐かしんでいたのが印象的でした。

 

 『蘭花百姿』には、『原色日本のラン』の植物画をカラーで2点、モノクロで1点収録しています。この記事のトップ画像は、本書ではモノクロで掲載した図版を紹介しています。すでに古書流通しかしていない貴重な書籍・図版なので、ぜひ本書で他のカラー図版2点をご覧いただければと思います。

 

 

【図版出典】『原色日本のラン』(著・前川文夫、画・太田洋愛、発行・誠文堂新光社、1971年)、第132図版「キノエササラン」

商品名 蘭花百姿 東京大学植物画コレクションより

商品名(カナ) ランカヒャクシ トウキョウダイガクショクブツガコレクションヨリ

編集者名 東京大学総合研究博物館

判型 A4変形(縦297mm×横228mm)

ページ数 208

[イントロダクション]
・蘭花百姿 博物誌の展示学 寺田鮎美

[エッセイ]
・画工の仕事 渡部鍬太郎と高屋肖哲が描いた植物画 藏田愛子
・東京大学の植物研究と日本産ラン科植物の保全 根本秀一

序章 蘭(ラン)とは
第一章 画工の仕事
第二章 大久保三郎とマメヅタラン
第三章 中島睦子の蘭解剖図
第四章 ラン科植物標本
第五章 植物園
第六章 植木鉢
第七章 西洋の蘭図譜
第八章 蘭の趣味
特別展示『蘭花百姿 東京⼤学植物画コレクションより』会場風景

[エッセイ]
・加藤竹斎の植物画にみる小石川植物園のラン科植物 邑田仁+邑田裕子
・大久保三郎が発見したマメヅタラン 池田博
・ラン科植物の研究資料 花の構造を再現する工夫に注目して 遊川知久
・ラン科植物を描く 中島睦子
・ラン科植物と動物の共進化 松原始
・蘭の文学 寺田鮎美

[巻末資料・索引]
・主要参考文献
・主要人物略伝
・学名索引
・植物名・動物名和文索引
・人名索引

お詫びと訂正

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