新刊

アイデア No.388 2020年1月号 [別冊付録付き]

編集: アイデア編集部

定価(税込)3,111円

発売日2019年12月10日

オンスクリーンの表現を紙と印刷で。SNSから生まれた新しいグラフィックの潮流を紹介します。 アイデア編集部 : 西

内容

特集:オンライン・ポートフォリオの現在 SNSから浮かび上がる集合意識、アシッド・グラフィックス

 

企画・構成:髙岡謙太郎、アイデア編集部
デザイン:LABORATORIES(加藤賢策、岸田紘之)

 

本特集では、ソーシャルメディア(SNS)を自身の仕事や作品を公開する「ポートフォリオ」として活用するグラフィックデザイナーたちをとり上げ、オンライン上で生まれる新たなヴィジュアル・コミュニケーションの潮流を検証していく。
ポスト・インターネット化した情報環境がデフォルトとなり、オンラインのコミュニティがより一層深化する時代にあって、個々の手のなかから出発したイメージは、どのように共有され、拡散されていくのか。

ポートフォリオそのものの歴史と変容にも言及し、公開・共有を可能とするオンライン・ポートフォリオ的なメディアの構造とデザインにも視野を広げていく。

 

別冊付録:ニューカレンダー

ここだけの話

時代とともに変化してきた雑誌

A4定型サイズが縦297x横210mmなのに対して、アイデアの判型は297x225mm。

横幅が15mmほど広いめずらしいサイズをしています。

 

でも、この判型、創刊当初から採用されたものでありません。1953年の第1号のサイズは今よりひとまわり小さな判型で、ページ数も100ページ以下。表紙もイラスト中心で、最近の号から比べるとずいぶんかわいらしい印象の雑誌でした。

その後、カラー印刷の普及や印刷クオリティの向上に後押しされて、少しずつページ数を増やしていきます。80年代以降は広告デザインの盛り上がりとともにB版ポスターや、海外定型サイズのポスターを掲載しやすいようワイドサイズにリニューアル。時代の移り変わりとともに少しずつ仕様を変えてきました。

現在は、A4変型サイズを基本に、毎号特集記事の内容に応じて、ページ数や紙、印刷にも少しずつ変化をつけています。

あえて紙に印刷することで生まれる新しい表現

最新号のテーマは、インスタグラムを中心に世界的な盛り上がりを見せる「Acid Graphics(アシッド・グラフィックス)」界隈のデザイナーの紹介でしたが、情報量の多さでいえば、紙媒体は無限に画像をスクロールして閲覧できるSNSにはかないません。

オンライン上のビジュアルを誌面で面白く紹介するにはどうしたらいいものか…….アートディレクターの加藤さん、企画構成の髙岡さんと考えたのが、目次をめくると現れる片観音のページでした。

 

スマホのモニターでは多くても12枚程度しか一度に表示できないインスタグラムの画像を、スクリーンショットで撮り続け、可能な限り上から下につなげてみたのがこのグラフィック。特集に登場するデザイナーたちの仕事を一望して、アシッド・グラフィックスの勢いを体感できる仕掛けになっています。

 

このスクリーンのような光沢感を見てください!

アイデアの製作を支えてくれるみなさん

さきほどの観音ページのように印刷面に光沢感を出すには、予めつるつるにコーティングされたコート紙を使ったり、PP加工やグロスニスなどの後加工によって光沢感を出すといった方法があります。

 

この観音ページも、当初は書籍の表紙などでよく見かけるグロスPP加工を考えていましたが、観音部分に折り目をつけた際の割れなど、技術的に難しいことが判明。光沢感の弱いコート紙への変更を迫られました。

 

そんなピンチに知恵を貸してくださるのが、製作部のみなさん。

 

さまざまな書籍や雑誌での経験から、最適な方法を提案してくださったり、加工ごとのメリット・デメリットを教えていただいたり…….アイデアにとってはなくてはならい存在です。最終的に今号では「ラミコート」という後加工を採用。モニターのような光沢の観音ページが実現しました。

その他にも、印刷・製本の担当営業さんたちに現場への細かな確認や擦り合わせを行っていただいたりと、タイトな編集スケジュールや限られた予算のなかで毎号趣向を凝らした仕様を実現できているのは、たくさんの方々のサポートがあってこそです。(みなさんいつも本当にありがとうございます)

 

目次ページには毎号必ず使っている用紙の名前を掲載しています。気になる紙があったら、ぜひここを見て、読者のみなさんの本づくりにも活かしていただきたいです。

雑誌紹介

1953年の創刊以来、グラフィックデザイン、タイポグラフィを主軸に、古今東西のデザインの状況を世界にむけて伝え続けるデザイン誌。毎号異なる仕様とハイクオリティの印刷により最先端のヴィジュアルカルチャーを紹介しています。専門性・資料性の高いコンテンツに加え、マンガ・アニメ,ゲームといったサブカルチャーにデザイン的な視点から迫る企画など、間口の広さも魅力です。

商品名アイデア No.388 2020年1月号 [別冊付録付き]

商品名(カナ)アイデア ナンバー388 2020ネン1ガツゴウ ベッサツフロクツキ

編集アイデア編集部

判型A4変