最新号

子供の科学 2020年11月号

編集: 子供の科学編集部

定価(税込)770円

発売日2020年10月10日

新型コロナを公衆衛生・数理モデル・ワクチン開発の専門家が徹底解説! 野口聡一さんインタビューも必読! 子供の科学編集部 : イワン

内容

★特集 感染は広がる? 数値の見方は? ワクチンはできる? この冬どうなる!? 新型コロナウイルス
2019年12月に中国の武漢で発生し、またたく間に世界中へ広がった新型コロナウイルス。

いまだ終息する気配を見せていませんが、それでも徐々にウイルスの特徴が明らかになり、その成果をもとに対策が進められるようになっています。

そこで、新型コロナウイルスについて、これまでに明らかになったことや最新の研究を知るべく、公衆衛生・数理モデル・ワクチン開発、この3分野の専門家にお話を聞きました。

 

●スペシャルインタビュー 日本人初のクルードラゴン乗船に期待! JAXA宇宙飛行士 野口聡一さん 3度目の宇宙へ
野口聡一宇宙飛行士が、アメリカの民間企業スペースXが開発した新型宇宙船クルードラゴンに乗って、もうすぐ宇宙に向かいます。

自身にとって3度目の宇宙滞在となる今回のミッションはどんな挑戦になるのでしょうか?

出発を間近に控えた野口宇宙飛行士にインタビューし、今回のミッションで行われること、クルードラゴンのスゴさ、新型コロナ影響下でどのような訓練を行ったのかなど、お話を聞きました。

 

●とじ込み付録 昆虫界No.1の収納じょうず!? ペーパークラフト ハサミムシ
身近な昆虫ハサミムシ。

実は、その仲間には昆虫界No.1を誇る“得意ワザ”を持つものがいます。

今月の付録は、このハサミムシの得意ワザを体験できるペーパークラフト。

巻末の型紙を使って、みなさんも驚きの能力を体験してみましょう!

 

●KoKa読者白書2020

全国の読者たちが送ってくれる毎月のハガキや、ウェブサイトに寄せられたアンケートを集計・分析。

その結果を大発表する11月号恒例のコーナーです。

今年の読者はどんな子たちなのか、年齢層、将来の夢、習い事、勉強の悩みなど、データから読者の姿に迫ります。

ここだけの話

歴史ある数理モデル!

202012月号の特集では、新型コロナウイルスこれからの動向について、公衆衛生・数理モデル・ワクチン開発の専門家3人にお話を伺いました。

 

その中で、誌面では紹介しきれなかった数理モデルにまつわるお話をご紹介します。

※数理モデルについては「8割おじさん」として知られる京都大学大学院医科学研究科の西浦博先生に取材しました。

 

 

感染症の流行を数式で表す「数理モデル」。

新型コロナウイルスの流行で一躍脚光を浴びましたが、その歴史は意外に古く18世紀にはスイスの数学者ダニエル・ベルヌーイによって、天然痘による死亡率を表す数式が生み出されたとされています。

 

天然痘は感染力が強く、「死に至る病」として恐れられていた病気で、19805月のWHO「世界根絶宣言」が行われるまで世界中で多くの人々を苦しめました。

すでにこの頃、現代の数理モデルでも重要視される「基本再生産数R0」1人の感染者が生み出す2次感染者の平均値)のベースとなるコンセプトが与えられていたそうです。

 

天然痘でも新型コロナウイルスでも、基本再生産数R0いかに小さい数値に抑えるかが感染症対策の基本だそう。

 

 

ちなみに、基本再生算数は、R0 =β×κ×D下記3つの数値の掛け算としても表すことができます。

 

 

β=1回の接触あたりの感染確率

κ=一定時間あたりの接触頻度

D=感染力を有する期間

 

 

そして、これら3つの数値をできるかぎり小さくするために、以下のような感染症対策が有効になるそうです。

 

 

β=1回の接触あたりの感染確率 → マスクをする

κ=一定時間あたりの接触頻度 → 人と人とが密接した空間を避ける

D=感染力を有する期間 → 感染者が自宅待機を行う

 

 

その後、もっとも基本的な数理モデルとも呼ばれる「SIRモデル」が誕生したのは1927年のこと。

数式の詳しい説明はここではできませんが、SIRモデルは「微分方程式」という数式で表現された数理モデルで、「S」非感染者(Susceptible)「I」感染者(Infected)「R」免疫保持者「Recovered」を表しています。

 

この数式によって、非感染者・感染者・免疫保持者の時間変化(どれくらいのペースで増減するか)を示すことができます。

SIRモデル誕生以来、感染症に関する数理モデルは日々検証され、今も最前線で改良が続けられているのです。

 

 

 

このように歴史が古く奥深い数理モデル

誌面では西浦博先生による詳しい解説と、子供でもできる数理モデル入門実践法を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!                                                                                                                     

雑誌紹介

1924年創刊の小中学生向け科学月刊誌。話題の科学ニュースを、どこよりもおもしろく、わかりやすく解説。宇宙、生き物、テクノロジーなど、好奇心旺盛な子供たちがわくわくする科学をお届けします。創刊以来、研究者や医師、エンジニアなど一流の人たちが子供時代に読んでいた雑誌として知られています。また、毎月工夫をこらした実験や工作を多数紹介。手を動かしてものづくりをする体験を提供しています。子供向けのプログラミング学習記事も充実。記事の内容と連動したプログラミングキットの開発も行っています。

商品名子供の科学 2020年11月号

商品名(カナ)コドモノカガク 2020ネン11ガツゴウ

編集子供の科学編集部

判型B5

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コカトピ!
コカプレ!
[特集]専門家が徹底解説 この冬どうなる!? 新型コロナウイルス
スペシャルインタビュー 日本人初のクルードラゴン乗船に期待! JAXA宇宙飛行士 野口聡一さん 3度目の宇宙へ
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世界の不思議な植物/イナゴマメ
錯覚道/カフェウォール錯視 実践編
KoKa読者白書2020
KoKaLAB/超ミニブーメラン
ビーカーくんがゆく/ビーカーくん、スライムをつくる!? の巻
なぜ? なぜ? どうして?
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ペーパークラフト ハサミムシ つくり方・解説
KoKa Scramble
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目次
KoKaひろば
謎解きマンガ 放課後探偵 危険生物編/森の生き物との共存
[とじ込み付録]昆虫界No.1の収納じょうず!? ペーパークラフト ハサミムシ