子供の科学 2021年1月号 [特大号 別冊付録付き]

編集: 子供の科学編集部

定価(税込)880円

発売日2020年12月10日

新年特大号は「手品のようなおもちゃ」を特集!! 話題の「ゲノム編集」を解説した別冊付録にも大注目だ! 子供の科学編集部 : バッシュ

内容

★特集 身近にひそむ驚きを探せ! おもちゃのふしぎ
お正月にはコマやけん玉、凧あげなど、いろいろな遊びをする機会が多いですよね。

その「おもちゃ」の中には、例えば逆さコマのように、科学的なおもしろさを秘めたものが数多くあります。

今回は、読者のみなさんにも体験し、理解してほしい、とっておきの「おもちゃ」を紹介するために、スタンフォード大学教授の時枝正先生にお話を伺いました。

時枝先生はプロの数学者として活躍しながら、物理・数学的な驚きを人々と共有するため「おもちゃ」を使った講演を行い、世界中で人気を博してきました。

その中でもみなさんにおすすめする「紙一枚でできる手品のようなおもちゃ」を紹介します。

ぜひ、自分で手を動かしてつくり、ふしぎを体験してみましょう!

 

●別冊付録 遺伝子の基本からノーベル賞受賞研究まで ゲノム編集まるわかりBOOK
2020年のノーベル化学賞は、ゲノム編集の新しい技術「CRISPR-Cas9」を開発したジェニファー・ダウドナ博士とエマニュエル・シャルパンティエ博士に贈られることになりました。

このニュースで、「ゲノム編集とは?」と興味を持った人も多いのではないでしょうか。

ゲノムとは、生物が持つすべての遺伝情報のこと。

それを正確に書き変える技術が「ゲノム編集」です。

この付録では、遺伝やDNAのしくみからスタートして、ゲノム編集の基本とCRISPR-Cas9の何がスゴいのか、そして、医療や産業への応用まで、順番に紹介していきます。

生物学者でゲノム編集のスペシャリスト・山本卓先生と一緒に、生命の謎に迫る探検に出ましょう!

 

●はじめようジブン専用パソコン3発売記念スペシャル マインクラフトパイをインストールしてスクラッチで地上絵を描こう
大人気・子供用お手軽パソコンの「ジブン専用パソコン」がリニューアル。

これを記念して、3D世界の中で自由にブロックを掘ったり積んだりして、いろいろなものがつくれるマインクラフトパイをご紹介します。

プログラミングはスクラッチを使用。

ナスカの地上絵のような絵を描いてみます。

 

●新連載 歴史に残るスゴい発見・実験をお手軽モードで体験しちゃおう! 世界を変えた科学と実験
このコーナーでは「歴史的な発見にまつわる実験」をテーマに、家庭や学校など身近な環境で試せる実験をご紹介します。

案内役のモジャ先生とメモルちゃんと一緒に、歴史上の超スゴい発見や発明のエッセンスを体験しましょう。

記念すべき第1回目は、『ロウソクの科学』で知られるマイケル・ファラデーの「電磁誘導」にちなんだ実験をやってみます。

ここだけの話

言語から数学へ

 今月号の特集で取材させていただいたのは、スタンフォード大学数学科教授時枝正先生。プリンストン大学で学位を取得された後、ケンブリッジ大学に長く務められ、その後現在のスタンフォード大学に移られた方です。

 

 特集では主にメビウスの帯のふしぎについてご紹介しましたが、その研究の歩みをうかがってみると、たいへん興味深いお話を聞くことができました。

 

 

 時枝先生はまず、若いころに絵の道を志し15歳になったばかりのタイミングで単身フランスへ渡られます。そこで言語に開眼、フランス語をはじめ、さまざまな言語を習得され、その後日本に帰国すると、上智大学でギリシャ語・ラテン語・ヘブライ語といった古典語の研究を行われたそうです。

 

 そして卒論の目処がついた折、ある巡り合わせによってロシアの理論物理学者ランダウの伝記を読んだことをきっかけに、ロシア語で書かれた問題集『練習と問題による高等数学』(総問題数3084!!)に一冬を投じて取り組まれたそうです。

 

 ここで、「自分はこの手の問題がけっこうできる」こと、「数学にはこの手の問題の先があるらしい」ことがわかり、数学の道を歩むべくオックスフォード大学に入学されたとのこと。

 

 

ちなみに言語への興味は小学校5〜6年生から始まり、当初は漢文や古文などを読まれていたそうです。

 

 

 

 「私が一番はじめに興味を持った外国語は漢文なんですよ。漢文は日本ではそう意識されていませんが、ちゃんとした中国語で、どんどんおもしろくなって、結局白文を読むところまでいきました。つまり、日本語に直さないでスッと読むわけですね」

 

 

 「漢文の先生にいい先生がいて、渡してくれたのが、岩波全書の『漢文入門』という、小川環樹(湯川秀樹のお兄さん)と、西田太一郎という人が書いた本でした。初等的な本ではないのですが、非常によくまとまっていて、いろいろな文体の解説というか、考え方、アプローチの仕方が書いてあって、それを中学一年生のときに一生懸命勉強して、よく読みました」

 

 

 さまざまな言語を習得された時枝先生ですが、中でもフランス語に対しては特別な関係を築かれているそうで、その関係を「親友」と表現されたことが印象的でした。

 

 

 「例えば、ドイツ語が非常にできると思い込んでいる人がいて、その人は日本人だとしましょう。あるときメフィストフェレス、つまり悪魔が出てきて、「お前は嫌味な奴だから罰してやろう」と、明日から突然、日本語のすべての記憶を消すか、ドイツ語のすべての記憶を消すか、どっちにするか迫られたら、まあたいていの人は母語を選んでそれを保つでしょうね。というのは、日本語で暮らしている自分というのは、ある意味で本当の自分であって、ドイツ語はそうではない。日本語っていうのはやっぱり自分の個性というか、自分自身がそれに埋め込まれているものだから、それを失うわけにはいかない、というふうに思うわけですね。

 

ところが私の場合は、例えば、日本語とフランス語どっちかといったら、もう悩んで悩んでたぶん悩み死んじゃうと思います。どっちかといっても、私はフランス語は捨てられないですね。

 

本質的なことは、フランス語が私の親友だということなんです。そして、それを失うということは自分の人生の大きな部分を失うことであり、自分の人格を削られることなんですね」

 

 

 

 世の中には「200か国語を知っている」というような人が出てきたりしますが、ただあいさつができるというレベルではなく、本当に言語と友達の関係になるためには、時間をかけて付き合う必要がありそうです。

 

 

 「科学に対しても、そういう付き合い方ができるといいなと思います。つまり、検定試験をやって誰かに褒めてもらうためではなく、最終的に目指すところは、科学が自分の内なる親友になるというのが、目標であるべきだと私は思います」

 

 

 生前のスティーブン・ホーキング博士をはじめ、世界屈指の数学者・科学者たちと親交を持つ、時枝先生のユニーク「数学まなびはじめ」のご紹介でした。          

雑誌紹介

1924年創刊の小中学生向け科学月刊誌。話題の科学ニュースを、どこよりもおもしろく、わかりやすく解説。宇宙、生き物、テクノロジーなど、好奇心旺盛な子供たちがわくわくする科学をお届けします。創刊以来、研究者や医師、エンジニアなど一流の人たちが子供時代に読んでいた雑誌として知られています。また、毎月工夫をこらした実験や工作を多数紹介。手を動かしてものづくりをする体験を提供しています。子供向けのプログラミング学習記事も充実。記事の内容と連動したプログラミングキットの開発も行っています。

商品名子供の科学 2021年1月号 [特大号 別冊付録付き]

商品名(カナ)コドモノカガク 2021ネン1ガツゴウ トクダイゴウ ベッサツフロクツキ

編集子供の科学編集部

判型B5

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目次
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