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MJ無線と実験 2022年11月号

編集: MJ無線と実験編集部

定価(税込)1,430円

発売日2022年10月07日

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特集は「最新オーディオアクセサリー10種の試聴」。主に仮想アースの製品をご紹介します。 MJ無線と実験編集部 : 桂川

内容

【特集】最新オーディオアクセサリー10種の試聴
井上千岳、岩井 喬、角田郁雄
●アコースティックリヴァイブ RGC-24K 仮想アース
●ティグロン TPL-2000SP スピーカーケーブル
●TPL-2000J ジャンパーケーブル
●フォースマイルラボ FSL-PCB1 仮想アースボード
●セレニティ SRT-1 ターンテーブルシート
●SRS-1 スタビライザー
●SRP-1 カートリッジスペーサー
●サエク SGS-042 仮想アース
●エントレック Silver Minimus Infinity 仮想アース
●オヤイデ OCB-1 RX 電源タップ
●仮想アースを自宅システムに導入 林 正儀
『オリジナル・サウンドシステムの製作』
●標準パーツを使用。初心者にも作りやすい直結アンプ 6R-A8シングル全段直結A2級パワーアンプ 征矢 進
●同系出力管の特性を比較、出力5W以上 7591Aシングルパワーアンプ 長島 勝
●交流点火とドライブトランスのWE流使い方を解説 無帰還、トランス結合300Bシングルモノーラルアンプ 小林一智
●DCアンプシリーズ No.285 8Ω負荷18W✕2、初段418A、2段目C3gカソードフォロワー
WE300B A1級シングルパワーアンプ[後編] 金田明彦
●パソコンによるオーディオアンプ設計・製作支援 第41回 ディスクリート構成D/A コンバーターへの挑戦 FDNRフィルター基板の設計 池田平輔
●短期集中連載 MC用フォノイコライザー付き 全段無帰還DCインテグレーテッドアンプ 第4回(最終回) MCダイレクトイコライザーの製作 橋本昌幸
●高能率・高音質システムを目指す 小型スピーカーの設計と製作 第175回 小澤隆久
●最新の測定と設計による、高性能・高音質スピーカーの製作[第22回] ウェーブガイドとアルミ振動板を使った高性能2ウエイシステム(4) エンクロージャーの仕上げとバスレフポートの調整 鈴木康平
●MJ製作レポート フォステクスの最新スピーカーユニットで楽しむスピーカーの製作 第1回 FE30NV2、FE166NV2の特徴とエンクロージャーの設計 小澤隆久
●MJレポート SATRI回路の採用で超高S/N 電流入力型フォノイコライザー 永井 明

 

 

★★★ZOOM用バーチャル背景画像★★★

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ここだけの話

仮想アースはオカルトではなく、オーディオ機器の一ジャンルとして科学的に解明されつつある。

近年「仮想アース」というものが発売され、製品と接続ケーブルが市場を賑わしています。

 

オーディオで「アース」が必要な機器は主にレコードプレーヤーで、プレーヤーから伸びているアース線をアンプに接続することで、雑音の発生を抑えることができます。レコードプレーヤーはカートリッジの微弱な信号を伝送するために、信号線の周囲をアースで囲うシールドによって雑音の影響を受けにくくしています。

 

オーディオ機器の金属シャシーは、一般的には家庭の100V電灯線とは絶縁されていますが、シャシーを「大地アース」に接続することで雑音が減少し、音質が改善することが昔からオーディオファンの間では定説になっていました。

 

「大地アース」とは、地面は大きな導体なので、文字通り大地にアース棒を打ち込んで地面をゼロVの基準点とみなすものですが、高周波雑音を発生する電子機器の普及で、地面にも雑音が流れ込んでいる場合もあります。

「大地アース」を工事して接続するオーディオファンもいて、一戸建てではこのような工事は比較的容易ですが、アパート・マンションでは実現が難しいため、課題となっていました。

 

 

そこでオーディオメーカーが2008年に発売したのが「仮想アース」製品です。

金属塊の内部に高周波雑音を吸収すると言われる鉱石を詰め、それをオーディオ機器の金属部分にコードで接続するもので、現在でも改良版が販売されています。海外でも同様の発想の製品があり、現在では内外オーディオメーカーが「仮想アース」製品を発売するようになりました。

 

 

「仮想アース」製品の内部には、大きな表面積の金属や鉱石などが収められ、オーディオ機器の金属シャシーに接続すると、金属の体積や表面積を増やし、それらが高周波雑音を吸収すると解釈されています。

使用することで雑音が減るデータの開示も進み、今後科学的な動作解明が進むことで、いっそう市場が拡大することでしょう。

 

 

写真は、アコースティックリヴァイブの仮想アースRGC-24Kです。

雑誌紹介

『MJ無線と実験』は『無線と實驗』として1924年に創刊されました。創刊当初はラジオと無線通信、第2次世界大戦中は電子技術の軍事利用、終戦直後にはラジオとアマチュア無線の大ブームに乗り、その後はテレビやデジタル技術を含むエレクトロニクス総合誌となりました。1970年代からはオーディオ記事の比率を上げ、現在は「オーディオ総合月刊誌」となっています。創刊以来、自作機器を中心に、オーディオ技術を一貫してそのテーマとし、現在でも最先端の情報を反映しながらその伝統を継承し続けています。

商品名MJ無線と実験 2022年11月号

商品名(カナ)エムジェームセントジッケン 2022ネン11ガツゴウ

編集者名MJ無線と実験編集部

判型B5

【特集】最新オーディオアクセサリー10種の試聴

 

[MJズームアップ]
●ラックスマン PD-191A ベルトドライブ式アナログプレーヤー
●フィデリックス MC-F1000 ダイレクトカップル空芯MCカートリッジ
●デラ N50-S20-J SSDミュージックライブラリー 
●島津 Model-1 6cmフルレンジスピーカーシステム
●HEDD TYPE 07 MK2 パワーアンプ内蔵2ウエイモニタースピーカー

 

<オリジナル・サウンドシステムの製作>
●6R-A8シングル全段直結A2級パワーアンプ 征矢 進
●7591Aシングルパワーアンプ 長島 勝
●無帰還、トランス結合300Bシングルモノーラルアンプ 小林一智
●WE300B A1級シングルパワーアンプ[後編] 金田明彦
●パソコンによるオーディオアンプ設計・製作支援 池田平輔
●全段無帰還DCインテグレーテッドアンプ 橋本昌幸
●小型スピーカーの設計と製作 小澤隆久
●高性能・高音質スピーカーの製作 鈴木康平

 

<オーディオテクノロジー>
●ハードウエアの変遷にみるオーディオメーカーの歴史[第95回] アキュフェーズ創業41〜50周年の歩み(最終回)
A級パワーアンプ編 柴崎 功
●ジャンク品から実用品へと復活 オーディオ機器修理日記 第4回 ソニーのオープンリールデッキ TC-R7-2の修理 酒井秀行

 

[ズームアップ]

 

●新製品ニュース
●Hi-fi追求リスニングルームの夢 No.638 バックロードホーンを愛し、ダブルバスレフ型フルレンジシステムを究める 神奈川県逗子市 後藤誠一氏宅
●クラウドdeオーディオへの誘い 第30回 インターネットのクラウドで見つけるオーディオと音楽関連の周辺情報 正木豊
●これからのオーディオスタイル ハイレゾポータブルプレーヤーの活用6 ソニーDMP-Z1とNW-WM1ZM2の比較 岩井喬
●オーディオは悩ましい 103 コロナ危機だからこそ実現した名録音 ベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集 原島一男
●LPレコードの真実 第111回 駆け足で、録音の変遷② 山口克巳
●クラシック新譜レビュー 平林直哉 井上千岳
●JAZZ&ロック&ポップス新譜レビュー 今井正弘 小林貢 森田義信
●名曲を訪ねてシネマの森へ174 柳沢正史
●90歳アンプビルダーを祝う会
●MJディメンション
●MJオーディオ情報
●部品交換

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