新刊

自衛隊最強の部隊へ-戦法開発・模擬戦闘編

敵の戦闘重心を打ち砕く”勝つため”の戦い方

著者: 二見 龍

定価(税込)1,980円

発売日2020年03月09日

ISBN978-4-416-52058-1

実戦に特化した訓練に明け暮れた陸上自衛隊・第一線部隊の記録。

内容

(まえがきより抜粋)
 私が連隊長を務めた福岡県北九州市小倉に所在する第40普通科連隊は、ガンハンドリング・インストラクターのナガタ・イチロー氏からCQB技術を学び、市街地戦闘や小部隊の戦闘において高いレベルを保持していました(『自衛隊最強の部隊へ-CQB・ガンハンドリング編』参照)。
 同時期に、S氏を中心とするスカウト・インストラクターチームから、スカウトの技術も学び、敵に見つからない動き、偵察技術を身に付けました(『自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編』参照)。スカウトの技術は、他部隊にはほとんど広めていません。当時、他部隊がなかなか40連隊に追いつけなかったのは、40連隊がCQB技術とスカウトの技術を融合させていたからです。
 しかし、40連隊が全力で取り組んでいたものは、高強度の戦闘や火力戦闘であり、戦闘における戦法の開発だったことは、あまり知られていません。
 40連隊が一番得意なものは、戦車、特科火力を組み込んだ高強度の戦闘です。CQBとスカウトの技術を学ぶことにより、隊員個々の戦闘技術・情報収集能力を向上させ、高強度戦闘能力全体のレベルを上げ、40連隊としての新たな戦法の開発を第1の目標としました。
 戦法開発後、新たな戦法を駆使して連戦連勝のFTC対抗部隊を撃破することが、次の目標です。さらにその先の目標は、編み出した戦法を陸上自衛隊へ普及することです。連隊長でいられる時間は、通常2年でそんなに長い時間ではありません。どこまでいけるか、時間との戦いでした。

 

本書は、福岡県北九州市の小倉駐屯地に駐屯する第40普通科連隊が、真に、戦場で必要となる戦法の開発経緯、そして、実際にその戦法を用いた連隊規模での模擬戦闘を記録した電子書籍『戦闘重心を破壊せよ―40連隊の新戦法―PART.1』、『戦闘重心を破壊せよ―40連隊の新戦法―PART.2』の2冊を合本・再編集したものです。

どうしたら強くなれるのか…、その答えを求めて訓練に明け暮れた陸上自衛隊・第一線部隊の記録です。

著者紹介

二見 龍(フタミ リュウ)

防衛大学校卒業。第8師団司令部3部長、第40普通科連隊長、中央即応集団司令部幕僚長、東部方面混成団長などを歴任し陸将補で退官。

防災士、地域防災マネージャー。現在、株式会社カナデンに勤務。

Kindleの電子書籍やブログ「戦闘組織に学ぶ人材育成」及びTwitterにおいて、戦闘における強さの追求、生き残り任務の達成方法等をライフワークとして執筆中。

著書に『自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編』、『自衛隊最強の部隊へ-CQB・ガンハンドリング編』(ともに誠文堂新光社)、『警察・レスキュー・自衛隊の一番役に立つ防災マニュアルBOOK』(ダイアプレス)がある。

商品名 自衛隊最強の部隊へ-戦法開発・模擬戦闘編

商品名(カナ) ジエイタイサイキョウノイブタイヘ センポウカイハツ モギセントウヘン

著者 二見 龍

判型 B6

ページ数 288

はじめに

 

◇第1部 戦法開発編

 

第1章 無敗の対抗部隊
富士トレーニングセンター(FTC)
敵陣地へ突入できない攻撃
教範通りでは勝てない
通常の訓練では真の情報の重要性が理解されていない

 

第2章 小隊同士の自由対抗戦闘
師団戦闘競技会
小隊を全滅にする男
戦法を操る指揮官の恐ろしさ
戦法は研究され破られる
第2回師団戦闘競技会開始
多くの戦法を駆使する部隊の強さ

 

第3章 無敗の部隊との戦い
敗戦濃厚のクルスクの戦いへ臨むドイツ軍と同じ部隊を見る
白帯の小倉と黒帯のFTC
驚愕の訓練レベル

 

第4章 「40連隊に戦闘技術の負けはない」始動
戦闘に対する意識改革と戦闘用身体能力の向上
訓練の質と量を2~3倍へ
各中隊の垣根をなくした駐屯地内訓練
部隊を支える中級陸曹
戦機を読む力
戦いに勝利するための「情報」

 

第5章 戦闘の重心を破壊し敵を崩壊させる
戦闘行動の要所となる戦闘重心

 

◇第2部 模擬戦闘編

 

第1章 戦法を作り練り上げる
教範至上主義とリアリティーのない訓練
新戦法を開発する方法

 

第2章 ターゲティング・システム
1 「戦場の闇」をなくす
2 情報と火力戦闘部隊との連携
3 目標情報の発見即射撃
4 スカウトによる偵察能力の向上
5 CQBによる近接戦闘能力の向上

 

第3章 LRRP(ラープ)
ベトナム戦争での活躍
現代版LRRP
敵の情報活動を封じ込む
部隊に与える恐怖

 

第4章 新戦法システム始動
図上対抗演習
図上訓練「連隊対抗戦」

 

第5章 実動による新戦法の運用
実動で戦法全体を始動させ運用してみる
戦闘団検閲時の対抗部隊(実動)
師団長からの突然の指令

 

第6章 いざ、FTC部隊との戦いの地へ
増強中隊ではなくミニ戦闘団を構成
FTC部隊との戦いの地へ

 

おわりに

お詫びと訂正

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