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天文・宇宙
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天文ガイド 2020年11月号

編集: 天文ガイド編集部

定価(税込)979円

発売日2020年10月05日

特集は火星探査の歴史と最前線、そして10月6日に地球最接近を迎える火星の観測レポートを紹介。 天文ガイド編集部 : 佐々木

内容

特集は火星探査のこれまでと未来と、地球最接近となる火星の観測レポートを紹介。
10月6日に地球最接近となる火星は地上からの表面模様の観測好機。
特集では、最接近を迎えつつある火星をとらえたさまざまな観測レポートを紹介。
また、現在、各国の意欲的なプロジェクトが進む火星探査の歴史を振り返りつつ最前線の探査を紹介します。
接近する火星を撮るための「惑星撮影入門」も集中連載で紹介します。
そのほか、太陽フレアの発生予報最前線、オンラインで開催された胎内星まつりのレポートなど、今月も盛りだくさんの内容です。

ここだけの話

地球に最接近する火星を見よう

10月6日(火)、いよいよ2020年でもっとも注目の天文現象「火星の地球最接近」が起こります。

 

火星は2年2ヵ月という周期で地球に接近をしますが、火星が太陽の周りをまわる公転周期が楕円であるために、最接近時の火星と地球の距離はその度に異なります

 

 

今回の地球接近は2018年の大接近と比べて、地球と火星の距離が少し遠くなりますが、地球から見る火星の見かけの大きさは2018年と大きなちがいはなく、充分に大きく見えます。9月ごろから、夜空に赤く輝く星を目にしている人もいるかもしれませんが、その星が火星で、まさにいま、火星は地球にもっとも近付いている時期です。

 

最接近の10月6日ごろは17時50分に地平線から火星が昇ってくるので、日没を過ぎたらぜひ南東方向の空に目を向けてみてください。

 

夜半にかけて、火星は夜空高く、上の写真のように昇ります。

10月末までは、現在、宵の早い時間に見える木星よりも火星の方が明るいので、その存在感もきわだっています。

 

なお、火星が地球に接近している時期は、望遠鏡火星の表面模様を観察するチャンス!

 

近くの科学館やプラネタリウムでも火星の観望会を開催している施設もありますので、ぜひこの機会に火星の表面模様を見てみてはいかがでしょうか?

雑誌紹介

1965年創刊。星空と宇宙に関心がある人のための月刊誌。話題の星空イベントの楽しみ方から、注目の宇宙の話題までをわかりやすく紹介します。星空観察の仕方、最新の宇宙探査の解説記事、星空風景写真を初めて撮る人のための撮影方法紹介、天体望遠鏡の使い方、注目の天文グッズ紹介、ディープな天体写真撮影テクニックなど、ビギナーからベテランまで楽しめる幅広い内容です。記事と連動した星空動画は天文ガイドYouTubeチャンネルに毎月アップ。電子版でも購読いただけます。

商品名天文ガイド 2020年11月号

商品名(カナ)テンモンガイド 2020ネン11ガツゴウ

編集者名天文ガイド編集部

判型B5

【特集】
火星探査
-その歴史と現在,未来へ/塚田 健

最接近する火星の観測レポート/村井昭夫,近内令一ほか

集中連載「月・惑星」高画質画像撮影法3/山崎明宏

【TOPICS】
月のある絶景/榎本 司
MSMローテーター/沼澤茂美
巨大太陽フレア発生の予測/荒舩良孝
星明かり月明かり/牛山俊男
快適モザイク星野写真3/西條善弘
宇宙からの視点[特別編]/池内 了
胎内星まつりオンライン開催/井川俊彦
小石川正弘さんの思い出/藤井 旭

【THE SKY】
11月の星空と天体観測/藤井 旭

【NEWS&EVENT】
ASTRO NEWS/石崎昌春,塚田 健,内藤誠一郎
TG情報局(新製品情報ほか)
ASTRO SPOTS+全国天文イベント情報

【天体写真】
読者の天体写真 観測ガイド
入選者の声(最優秀賞受賞者手記)

【連載】
星雲・星団案内/津村光則
天文学コンサイス/半田利弘
星雲・星団撮影入門/中西アキオ
T.G.Factory/西條善弘
読者Space!
マサが行く!
柳家小ゑんのエントロピーガイア!/柳家小ゑん
今日からロケッティア!/足立昌孝
宇宙天気/篠原 学
星のある場所/森 雅之
オーロラカレンダー/篠原 学

【観測ガイド】
天文データ/相馬 充
流星ガイド/長田和弘
星食ガイド/広瀬敏夫
変光星ガイド/大島誠人
変光星の近況/広沢憲治
太陽黒点近況/時政典孝
小惑星ガイド/渡辺和郎
人工天体ガイド/橋本就安
惑星の近況/堀川邦昭、安達 誠
彗星ガイド/中野主一

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