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天文・宇宙
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天文ガイド 2022年11月号

編集: 天文ガイド編集部

定価(税込)1,100円

発売日2022年10月05日

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特集は好条件で見られる11月8日の皆既月食と半世紀ぶりの有人月探査ミッション「アルテミス計画」 天文ガイド編集部 : 佐々木

内容

【特集】
〇好条件の月食と月食中に見られる天王星食
11月8日の皆既月食と天王星食/沼澤茂美
11月8日の宵から深夜にかけて皆既月食が見られます。
皆既の継続時間が約1時間半と長く、
半影月食を含めた月食の行程のすべてが見られる好条件の月食です。
そして、月食の最中に天王星が月に隠される「天王星食」が起こる特別な月食です。
今回の月食の詳しい予報と観測のためのガイド、注目のターコイズフリンジの見え方、
月食中の天王星食の予報を紹介します。

 

〇初めての皆既月食撮影/成澤広幸
好評連載中「星空撮影QUICKガイド」では、
今回初めて皆既月食を撮る人向けの撮影ガイドを紹介。
撮影地の選び方、月を大きく撮るクローズアップ撮影方法、
月食の進行に合わせた撮影などをわかりやすく紹介します。

 

〇半世紀ぶりの有人月着陸を目指す
「アルテミス計画」本格始動!/塚田 健
アポロンの妹である月の女神の名を冠した「アルテミス計画」は
半世紀ぶりとなる有人月着陸を目指す月探査計画です。
アルテミスⅠミッションのためのロケット打ち上げから、
その後のスケジュール、目指す将来的な展望まで、
歴史的ミッション「アルテミス計画」の概要を紹介します。

 

〇全天周映像で見る縄文時代の星空/齋藤正晴
多摩六都科学館で「大人向けプラネタリウム」として制作された生解説番組、
「縄文時代の星空」が11月に投影されます。
約5000年前、西東京市にある同館の夜空では南十字星も見えた――
そんな、縄文時代の星空を地元の下野谷遺跡のVR映像をもとに番組で再現。
全天周映像で体験しながら、当時の星空について知ることができます。
縄文時代の星空と番組の概要を紹介します。

 

〇胎内星まつり2022レポート/井川俊彦
2022年もオンラインで開催された「胎内星まつり」。
今回で3回目となったリモートによるプログラムをレポートします。
メーカーによる新製品・開発製品紹介にも注目です。

 

 

★★★ZOOM用バーチャル背景画像★★★

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ここだけの話

この秋に開催される「星まつり」に参加してみては?

8月26日~27日にかけて、国内最大の星空イベントである「胎内星まつり」が開催されました。

 

「星まつり」とは星の好きな人が集まり、星空の観察をしたり、星に関する発表をしたり、会場では望遠鏡メーカーのブースが出展していたりと、全国から「星好き」が集うイベントです。

 

 

新潟県胎内市で開催される、この「胎内星まつり」は延べ2万人の来場があるリアル開催イベントですが、コロナ感染拡大以降は、会場に集まって開催するのが難しく、2020年、2021年はオンラインイベントとして開催、出演者・出展社をフルリモートで結び、YouTubeLiveで配信するスタイルで開催されました。

 

今年2022年の「胎内星まつり」は3年ぶりのリアル開催を予定していましたが、この夏の感染拡大状況から、開催直前にオンラインに変更となりました。しかし、フルリモートで開催した過去2年と異なり、今回は一部の出演者は胎内市の会場に入り、現地から生中継で配信、一部の出演者はリモートで出演というハイブリッドスタイルでの開催となりました。

 

現地の星空をリアルタイムで映す星空映像、星空観察や天体写真撮影に関するセミナー、プラネタリウム解説者の座談会、望遠鏡メーカーによる新製品発表トーク、バンド演奏などのパフォーマンス、モデルロケットの打ち上げ実演まで、多彩なプログラムで開催されました。

 

 

「胎内星まつり」だけではなく、星まつりは、春~秋にかけて全国各地で開催されます。まだまだ、コロナ以前のように会場に集う形での完全リアル開催は難しい部分もありますが、空の美しい場所に訪れ、星空を堪能できる「星まつり」は、星空初心者~ベテランまで、みなで楽しめるイベントです。機会があればぜひ参加してみてください。

 

 

【 胎内星まつり2022アーカイブ (YouTube)】
https://www.youtube.com/channel/UCTpZCJ8hc-EJ6xlMTjjGJlA

 

 

【10月~11月開催の星まつり】
●星宴2022in阿蘇・うぶやま村-九州発の星まつり-
10月1日(土)~2日(日)/熊本県阿蘇郡産山村
https://www.astroshop-tomita.com/seien-basic

 

●八ヶ岳 星と自然のフェスタinこうみ
11月11日(金)~13日(日)/長野県南佐久郡小海町 ガトーキングダム小海
https://www.hoshifeskoumi.com/ 

雑誌紹介

1965年創刊。星空と宇宙に関心がある人のための月刊誌。話題の星空イベントの楽しみ方から、注目の宇宙の話題までをわかりやすく紹介します。星空観察の仕方、最新の宇宙探査の解説記事、星空風景写真を初めて撮る人のための撮影方法紹介、天体望遠鏡の使い方、注目の天文グッズ紹介、ディープな天体写真撮影テクニックなど、ビギナーからベテランまで楽しめる幅広い内容です。記事と連動した星空動画は天文ガイドYouTubeチャンネルに毎月アップ。電子版でも購読いただけます。

商品名天文ガイド 2022年11月号

商品名(カナ)テンモンガイド 2022ネン11ガツゴウ

編集者名天文ガイド編集部

判型B5

【特集】
好条件の月食と月食中に見られる天王星食
11月8日の皆既月食と天王星食/沼澤茂美

 

初めての皆既月食撮影/成澤広幸

 

半世紀ぶりに有人月着陸をめざす「アルテミス計画」始動!/塚田 健

 

全天周映像で見る縄文時代の星空/齋藤正晴

 

【TOPICS】
胎内星まつり2022/井川俊彦
国際天文学オリンピック/塚田 健
宇宙からの視点 特別編/池内 了
引き継がれる地域の天文資産/川西浩陽
月のある絶景/榎本 司
太陽を撮る/山崎明宏
初・中級者向けのレタッチ/西條善弘

 

【THE SKY】
11月の星空と天体観測/藤井 旭

 

【NEWS&EVENT】
ASTRO NEWS/石崎昌春、内藤誠一郎、塚田 健
ASTRO SPOTS+全国天文イベント情報

 

【天体写真】
読者の天体写真
入選者の声(最優秀賞受賞者手記)

 

【連載】
星雲・星団案内/津村光則
天文学コンサイス/半田利弘
リーマンサットa go-go!/サホコ
柳家小ゑんのエントロピーガイア!
今日からロケッティア!/足立昌孝
宇宙天気/篠原 学
オーロラ出現予報/篠原 学
星のある場所/森 雅之

 

【観測ガイド】
天文データ/相馬 充 流星ガイド/長田和弘 星食ガイド/広瀬敏夫
変光星ガイド/大島誠人 変光星の近況/広沢憲治 太陽黒点近況/時政典孝
小惑星ガイド/渡辺和郎 人工天体/橋本就安 惑星の近況/堀川邦昭
彗星ガイド/中野主一

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