Facebookでシェア xでシェア Lineに送る メールで送る

ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル

プロのゲームクリエイターが伝授! 考えて遊んで面白くするゲーム作りの思考法

著者: アソビズム

定価(税込)2,970円

発売日2020年07月13日

ISBN978-4-416-52095-6

ゲームを面白く改造しながら学んでいく、新感覚のScratchプログラミングドリル。

内容

ゲームのプログラムを《ハッキング》!? 新感覚のプログラミング学習本が登場!!

 

『城とドラゴン』『ドラゴンポーカー』『ガンビット』などの大人気スマホゲームを生み出したアソビズムの現役ゲームクリエイターが、本気でScratchのゲームプログラミングドリルを作りました!
シューティング、アクション、格闘、釣り、レース、RPGなど全10本の本格的なゲームが作れます。

 

本書の最大の特徴は、現役プログラマーも活用するプログラミングの学習法、アソビズムのクリエイターが考案した「プロトタイプ・ハッキングメソッド」です。

 

《ステップ1》「プロトタイプを完成させる」
まずは、ゲームの「プロトタイプ(ひな型)」を特設サイトからダウンロードします。
3つの難易度から選択。プログラミング初心者には、第1章の「森の射撃訓練」から始めるのがオススメ!
好きなゲームをダウンロードしたら、指示に従いプロトタイプを完成させます。

 

《ステップ2》「完成したゲームで遊ぶ」
完成したら、早速、ゲームを遊んでみましょう!
さて、ゲームをクリアーすることはできたでしょうか?
難しくてクリアーできない?
でも大丈夫!! 安心してください。
本書に掲載されたゲームは、プログラムを改造(ハッキング)することができちゃうんです!

 

《ステップ3》「ゲームを改造して攻略」
いよいよ、ここからが本番!
出来上がったプログラムを改造(ハッキング)して、ゲームを攻略しましょう。
「ジャンプ力を2倍にするぞ!」「アイテムの出現数を無限にしちゃえ!」
などなど、敵の数を減らしてもOK、主人公を無敵にするのも…もちろんOK!
ゲームを攻略するための改造方法に答えはありません!

 

【保護者や指導者の方へ】
他の人が作ったプログラムを改造(ハッキング)するためには、コードの内容をよく理解する必要があります。
ただし、いきなりコードの仕組みを学ぼうとする必要はありません。
子どもたちは試しにパラメーターをいじってみたり、順番を変えてみたり、削除してみたり、新しく追加してみたり……ゲームを攻略したいという気持ちに後押しされて、遊びながらトライ&エラーを繰り返していくうちに、自然とプログラム内容への理解が深まっていくのです。

 

本書に掲載されたゲームのプロトタイプは、ゲームに遊び慣れている子どもたちにも、「遊んでみたい!」「改造してみたい!」と思ってもらえるように作られています。

 

子どもたちが大好きな面白いゲームのプログラムには、プロのゲームクリエイターたちのひらめきや仕掛けがたくさん詰まっています。
本の中では、どうすれば面白くなるか考えるためのヒントも、たくさん紹介されています。
遊びながら試行錯誤して、楽しくプログラミング学習に取り組むうちに、様々なジャンルのゲーム作りのノウハウも手に入れることができます。

 

本書のサポートサイト
https://scratch.futurecraft.jp/

著者紹介

アソビズム

スマホゲーム『城とドラゴン』『ドラゴンポーカー』『ガンビット』などのヒット作を生み出すゲーム会社。
2012年より、長野にICT教育活動の拠点として「未来工作ゼミ」を立ち上げ、ゲームプログラミングや、モノづくりを通して、子どもたちの探求力、創造性などの才能を発掘し、楽しく学び育てるためのワークショップを展開する。

ここだけの話

遊びながらプログラミングを学ぶ「プロトタイプハッキング」で創造力を伸ばそう!

 ここでは、この本を読むお子さんがいる保護者の方や、学校の先生がたに向けたお話をしたいと思います。

 

 

 『ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル』は、「プロトタイプハッキング」という、未完成のゲームデータを改造することでプログラミングを学ぶ方法を使っています。

 ここで、ゲームづくりは遊びであって、ちゃんとプログラミングを学習することができるのか、と疑問に思われる方もいるかもしれません。

 

 

 著者のアソビズムはゲーム開発会社ですが、教育事業「未来工作ゼミ」の一環として、2014年よりプログラミングのワークショップを行っています。主催するラボだけでなく、学校や科学館、学習塾などでの出張ワークショップといった活動をしています。

 

 そんな未来工作ゼミでも、最初はテキスト通りにプログラムを組むという方法で教えていました。しかし、その方法では子供たちが自ら工夫したり、発想して新しいものを創造することにつながらないと感じたとのこと。

 

そこで、未来工作ゼミの講師たちが話し合い、ワークショップのたびに新しい方法にチャレンジすることでたどり着いたのが「プロトタイプハッキング」という方法です。

 

 

 まだ未完成のプロトタイプゲームですが、指示に従い足りないプログラムを追加すれば、とりあえず遊ぶことはできます。しかし、そこからが本番です。

 

 

 本書に掲載されているゲームは、えて難易度が難しく調整されているので、ゲームをクリアーするためにはプログラムの改造が必要となります。ヒントを元に、パズルゲームを解くような感覚で取り組んでいくことで、いつの間にかプログラミングのスキルや、論理的にしくみを考える力(プログラミング的思考力)が身についていきます。

 

 クリアーするための改造方法にも答えはありません。同じゲームのプロトタイプを改造しても、クリアーまでのやり方はそれぞれ少しずつ違っているかもしれません。さらに、プログラミングのスキルやテクニックを学ぶだけでなく、その先にある自分のアイディアを形にしたり、新しいものをつくり出す創造力を養うことを目指しているのが、この学習方法の最大の特徴です。

 

 

 お子さんが遊んでいるように見えても、実はビックリするような作品をつくっているかもしれません。

商品名 ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル

商品名(カナ) ゲームヲカイゾウシナガラマナブ スクラッチプログラミングドリル

著者名 アソビズム

判型 B5

ページ数 288

Chapter0 Scratchの基礎知識

 

Chapter1 ゲームを作ろう! ―初級編―
「森の射撃訓練」(シューティングゲーム)
「月面OMOCHI探査隊」(アクションゲーム)
「爆撃ハンター」(シューティングゲーム)

 

Chapter2 ゲームを作ろう! ―中級編―
「イッキウチコロシアム」(格闘ゲーム)
「密林フィッシング」(釣りゲーム)
「忍者の居合」(タイミングゲーム)

 

Chapter3 ゲームを作ろう! ―上級編―
「激走戦闘員トレーニング」(障害物レースゲーム)
「スノボレーシング」(レースゲーム)
「浮島クエスト」(ロールプレイングゲーム)

 

Chapter4 ゲームクリエイターからの挑戦状
「クラッシュナイト」(アクションゲーム)

 

Chapter5 自分のゲームを作ってみよう!

お詫びと訂正

『ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル』に誤りがありました。

 

●48ページ

「ゲーム1 森の射撃訓練」の「ゲーム画面」が、「当てた数」や「制限時間」の表示がなく、「的」の位置が説明からずれているものが掲載されていました。

正しい画面は以下のようになります。

『ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル』P48正誤表

 

●84ページ

上の画面で「①「調べる」カテゴリーを選択」が、「制御」カテゴリーを示していました。

「調べる」カテゴリーを選択した正しい画面は以下のようになります。

『ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル』P84正誤表

 

読者の皆さま、ならびに関係各所の皆さまにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げるとともに、ここに訂正いたします。

Facebookでシェア xでシェア Lineに送る メールで送る

関連情報