ジョージアのクヴェヴリワインと食文化

母なる大地が育てる世界最古のワイン伝統製法

著者: 合田 泰子 / 著者: 島村 菜津 / 著者: 北嶋 裕 / 監修: 塚原 正章

定価(税込)2,750円

発売日2017年04月14日

ISBN978-4-416-51635-5

内容

ジョージアは世界ではじめてワインが生まれた場所。
2013年、母なる大地が宿すジョージアの伝統的な甕仕込みワイン製法がユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
ジョージアではクヴェヴリは形状からしてまさに母胎であり、「ワインを造る」とは言わずに「ワインを育てる」と表現します。
さまざまな侵略やイスラムの支配にも屈せず、過去からずっと途切れることなく、自宅内や畑のそばの地中に埋められたクヴェヴリ(甕)でワインが育てられます。
ジョージアの人々にとって自家醸造の「我が家のワイン」は常に喜びの源泉なのです。
しかし、一方で最古のワイン造りの伝統も農業の近代化の中でどんどん効率化が進んでいます。
伝統を守り続けてきた少数の生産者達は、失われつつある真正な栽培と伝統的なジョージアのワイン醸造を未来に残すべく、有機農法で栽培した在来品種で培養酵母や酵素(醸造補助物質)を使わずに、クヴェヴリで伝統的な手法で醸造することを規約にしたクヴェヴリワイン協会を設立しました。

本書は、アラン・ロベールやジャック・セロスなど、今では入手困難な生産者を見つけ出して広めてきた日本における自然派ワインの第一人者、ラシーヌの合田泰子氏の全面バックアップの元、寄りすぐりのクヴェヴリワイン生産者を紹介。
また、ワインページ では、キシ、ムツヴァネ、チヌリ、チュハベリといった葡萄から醸造したクヴェヴリワインをワインライターの北嶋裕氏が紹介。
フードページでは、ジョージアのクヴェヴリによる伝統なワイン製法がユネスコ世界無形文化遺産登録への道のきっかけを作ったノンフィクション作家の島村菜津氏がヒンカリやハチャプリ、ハルチョーなど、ジョージアならでは食や文化について紹介。
一部料理はレシピも紹介します。
クヴェヴリワインの生産者や畑のこと、甕仕込みや道具、プライベートな素顔など、世界的に長寿の国としてお年寄りが元気に暮らすジョージアの食文化についてわかりやすくまとめた一冊です。

著者紹介

合田 泰子(ゴウダ ヤスコ)

㈱ラシーヌ代表取締役社長。1987年ボルドーに移住し、同大学テイスティング技術コースを受講。帰国後ワインのインポーターに勤務し、ワインの仕入を開始。共訳書にジェラルド・アシャ―『世界一優雅なワイン選び』(集英社文庫)など。97年11月に(有)ル・テロワールを設立、運営。2003年4月にラシーヌを塚原正章とともに設立し、現在に至る。RMシャンパーニュと次世代のブルゴーニュ、ヴァン・ナチュールを先駆けて輸入。ワインの選定眼には定評がある。

島村 菜津(シマムラ ナツ)

ノンフィクション作家。福岡県出身。東京藝術大学芸術学科卒業。十数年にわたって取材したイタリアの食に関する『スローフードな人生!』(新潮文庫)はスローフード運動の先駆けとなった。著書に『フィレンツェ連続殺人』(新潮社、共著)、『エクソシストとの対話』(小学館、21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞)、『スローフードな日本!』(新潮社)他。最新作は『バール、コーヒー、イタリア人~グローバル化もなんのその~』(光文社新書)。

北嶋 裕(キタジマ ユタカ)

1965年生まれ。国際基督教大学在学中に訪れたドイツに感銘を受け、一般企業勤務を経て1998年からドイツ南西部にあるトリーア大学に留学。中世ドイツ都市のワイン消費について論文を執筆するかたわら、2005年にワインと食と酒の専門誌「ヴィノテーク」に寄稿をはじめる。2010年に博士号取得し翌年帰国。フリーランスのワインライターとして執筆・講演し現在に至る。国際ワイン&スピリッツ・ジャーナリスト連盟(F.I.J.E.V.)会員。

商品名 ジョージアのクヴェヴリワインと食文化

商品名(カナ) ジョージアノクヴェヴリワイントショクブンカ

著者 合田 泰子

著者 島村 菜津

著者 北嶋 裕

監修 塚原 正章

判型 A5

ページ数 192

お詫びと訂正

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