Facebookでシェア xでシェア Lineに送る メールで送る

茶樹を基本とした防霜の科学

防霜ファンの効果的な利用法の研究

著者: 小野田 健司

定価(税込)2,200円

発売日2022年08月10日

ISBN978-4-416-92219-4

「防霜ファン」の効果的な利用方法を、気象と茶園の観測データから考察し提案する。

内容

私が農業経験後に電気工事業を始めてまもなく1970年代前半に「防霜ファン」が考案されて、その設置工事の依頼を受けることになりました。当時は防霜ファンの効果もメカニズムもほぼ不明のままでしたが、以前から農産物のなかでも茶の遅れ霜の被害については興味も疑問もあったので、その解明に挑んでみようと思ったのです。

 

農産物の凍霜害の対応には、気象学と植物学の両方の知識と理解が必要となのですが、生産現場では昔からの言い伝えや勘違いもかなりあったように思われます。

 

防霜ファンの設置工事を始めてから、その修理も行うようになり、霜害の出方の確認や観測が多くの地点にわたって容易にできたことは、霜害を解明する研究に際し幸運でした。これらの研究成果をまとめたのが本書です。この書籍を通じて、生産者はじめ多くの関係者に防霜の理論を理解をしていただき、とくに防霜ファンの適正な運転で、収益をあげていただきたいと思っています。(あとがきより)

著者紹介

小野田 健司(オノダ ケンジ)

小野田電気商会主宰。
1944年生まれ。1962年より埼玉県狭山市にて電気工事業自営開始し、1973年より防霜ファン工事開始。1975年、高圧電気工事技術者資格取得。1995年、自家用航空機操縦士資格取得。

商品名 茶樹を基本とした防霜の科学

商品名(カナ) チャジュヲキホントシタボウソウノカガク

著者名 小野田 健司

判型 A5

ページ数 160

第1章 低温の生成のメカニズム
低温の成り立ち、霜はどのように発生するのか、植え込みなどの影響、層流の気流、風の発生時はどうなるか、曇の影響、逆転層と放射冷却

 

第2章 茶の植物的性質
耐寒性

 

第3章 茶園の凍霜害の実際
茶園の樹形、茶園の凍霜害の発生状態、更地と茶園の低温生成

 

第4章 茶樹の防霜法
寒冷紗、笹竹、散水法、発煙法、片屋根法、防霜ファン

 

第5章 防霜ファンの運転の実際
測温部のセット、運転開始時期、温度の設定、いろいろな天候の場合の運転方法、運転の終了時期、厳冬期の使用、自動運転時の不良結果の原因

 

第6章 防霜ファンの詳細
防霜ファンの構造、防霜ファンの試運転の時期と方法、防霜ファンの効果について、防霜ファンの配置の設計

 

第7章 考察事項
偏西風の視覚的確認の方法、ゴルフ場のグリーンファン

 

第8章 観測結果の検証
基本的垂直温度分布、茶樹部位別温度、水平方向位置別分布、湿度及びブッシュ効果、低温記録、風と温度、降雨降雪時、FAN ON-OFF、逆転層の連続測定、標高差

 

第9章 茶園写真の解説
霜害状態のいろいろ、平地の茶園の生育状態と防霜、防霜ファンのセンサーセットの例、防霜のための参考事項

お詫びと訂正

Facebookでシェア xでシェア Lineに送る メールで送る

関連情報