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図解でよくわかる 施設園芸のきほん

作型から品種・施肥・温湿度管理・養液栽培・経営まで

著者: 中野 明正

定価(税込)1,980円

発売日2021年08月06日

ISBN978-4-416-62112-7

施設園芸の作型から品種、栽培技術、養液栽培、経営まで紹介。入門書として最適。

内容

農業の施設園芸は、施設の中で園芸を行う形態のひとつです。
もっともわかりやすいのが、ビニルハウスでの野菜生産です。
施設は、ビニルハウスから植物工場まで多様に営まれています。
また、地域、レベル、目的もさまざまです。
どのような施設でも、安定した栽培をするために必要な知識があります。

 

本書では、施設園芸において基本となる、生産を行う前に身につけておくべき知識をわかりやすくまとめています。
これから農業に取り組みたい人、すでに生産していて、より収量を安定させたい人に最適な手引書です。

著者紹介

中野 明正(ナカノ アキマサ)

千葉大学 園芸学研究院 学術研究・イノベーション推進機構 特任教授。
1990年九州大学農学部農芸化学科卒業。1992年京都大学大学院農学研究科修了。農学博士(名古屋大学2001年)。
1995年農林水産省入省、農業環境技術研究所、農研機構において園芸作物の生産技術に関する研究に従事。
その間、農林水産省農林水産技術会議事務局で研究調査官、研究開発課課長補佐を務める。
2012年から農研機構施設野菜生産プロジェクトリーダー、2017年から農林水産省農林水産技術会議事務局研究調整官を務めプログラムオフィサーとして「スマート育種」を推進、同省生産局園芸作物課では「スマート農業」を推進。
2020年より現職。

商品名 図解でよくわかる 施設園芸のきほん

商品名(カナ) ズカイデヨクワカル シセツエンゲイノキホン

著者名 中野 明正

判型 A5

ページ数 160

はじめに

第1章 施設園芸の歴史と現状
施設園芸とは/施設園芸の歴史と推移/施設園芸の実態/施設園芸を理解するための数字と単位/【コラム】SDGsと施設生産

第2章 経営と管理のきほん
生産コストとは/経営の戦略/経営評価と生産・労務管理/労務管理のポイント/【コラム】プラスチックの資源循環

第3章 施設構造と種類のきほん
温室およびハウスの構造/雨よけ栽培から植物工場まで/太陽光利用型植物工場/人工光型植物工場/【コラム】天災は忘れた頃にやってくる

第4章 作型開発のきほん
作型とは/日本の風土の特徴/環境変動に対応する施設生産/電照による補光と日長制御/【コラム】旬と作型開発

第5章 作業のきほん
播種と育苗/潅水・施肥と圃場整備/間引き、摘果と摘葉、収穫および選果/施設生産における作業環境と作業時間/【コラム】作業の楽しみと園芸療法

第6章 品種活用のきほん
園芸品目の種類と品種/種子の管理のしくみと採種/施設園芸における品種利用の例/世界の種苗業界の展開と新技術の動向/【コラム】園芸品目にまつわる分類と言葉

第7章 施肥のきほん 
ヒトと作物と元素の関係/肥料の種類と実際の成分/施肥のポイント/収量に結びつく施設土壌管理へ/【コラム】持続的な施肥に向けた「地力」

第8章 養液栽培のきほん
養液栽培の基本と実用のポイント/養液栽培の手法とバリエーション/養液栽培管理の勘どころ/培養液と地上部の管理/【コラム】ケイ酸を考える

第9章 地上部環境制御のきほん(光・温度・湿度)
環境制御と光合成/光制御のポイント/温度制御のポイント/湿度制御のポイント/【コラム】園芸作物のご機嫌をうかがう

第10章 地上部環境制御のきほん(CO₂・気流・統合環境制御)
CO₂制御のポイント/CO₂装置の普及状況とその高度化/気流制御のポイント/統合環境制御により異次元の生産性を/【コラム】施設園芸でInnovationを起こす社会実装の場

第11章 農産物品質のきほん
園芸作物の品質と流通/有機栽培と持続的な生産/施設生産ならではの品質制御法と実例/園芸作物の貯蔵と品質/【コラム】“次世代の信頼性”を支える分析化学技術

第12章 みらいの施設園芸
施設園芸の新たな展開/最先端の研究開発の取り組み事例/地域への展開を意識した取り組み/さらなる飛躍に向けて/【コラム】災害復興と施設園芸

おわりに
参考文献
クイズの解答例と解説
用語解説

お詫びと訂正

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