商品名アイデア No.405 2024年4月号
商品名（カナ）アイデア ナンバー405 2024ネン4ガツゴウ
編集者名アイデア編集部
判型A4変（縦297mm×横225mm）
ここだけの話
大人も子どもも楽しめる、「見えないもの」の魅力
今号の特集では、断面図や間取り図など「ものの内側」を描く表現に注目し、イラストレーターを中心に古今東西の作家たちを紹介しました。
たてものや乗りものの中身や都市の地下構造など、実際には見ることが難しい「ものの内側」を描き、「しくみ」を説明するために、断面図や間取り図は古くから本や新聞・雑誌の挿絵として各国で用いられてきました。なかでも、子ども向けの絵本や図鑑ではたくさんのイラストレーションに断面図的な表現が使われ、現在でも子どもたちを魅了しつづけています。
特集の中でも絵本に用いられる「見えないものを描く」表現をたくさん紹介しています。たてものや乗りものだけではなく、たべものの断面図や人体解剖図など、ついつい見入ってしまうイラストレーションが満載です。
「しくみ」を伝える視覚表現
今年100周年をむかえる誠文堂新光社の雑誌『子供の科学』でも、創刊当時の誌面の中にたくさんの断面図を見つけることができます。
どれも「しくみ」をわかりやすく説明するためのものですが、まだ写真やデジタルでの表現が難しかった時代に描かれた断面図は、イラストだからこその工夫がたくさん詰まった魅力的な表現です。
科学技術が進歩しても、見えないものを見ようとする子どもたちの好奇心が尽きることはないでしょう。古い本や雑誌の誌面から、あたらしい表現につながるアイデアを見つけることもできるかもしれません。
＊「子供の科学」では、現在丸善雄松堂の機関向け電子書籍提供サービス「MeL」にて、1924年の創刊号から1934年9月号までの10年分の電子復刻版を発売中。ぜひお近くの図書館などでご覧ください。
https://elib.maruzen.co.jp/
