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よむかたち デジタルとフィジカルをつなぐメディアデザインの実践

著者: 永原 康史

定価(税込)4,180円

発売日2022年06月21日

ISBN978-4-416-52262-2

情報を「よむ」ためのメディアとその「かたち」を探究し続けたデザイナーの実践的作品集。

内容

活動初期よりデジタルとフィジカルの表現を往復し、デジタルメディアとデザインをつなぐ制作を継続してきた著者の仕事を振り返る初の作品集。
黎明期の実験的なデジタル作品やプロジェクトを起点に、デジタル出版、デジタルフォントの開発、展覧会や博物館のデザイン、雑誌・書籍のエディトリアルデザイン、アーティストたちとの協働、執筆活動など、情報を「読む」という行為のためのデザインを思考し続けた永原の膨大な仕事をアーカイブすることにより、日本におけるデジタルメディアとデザインの1980年代から現在までの変遷を俯瞰する。

 

本書の刊行にあわせ、収録内容を展開した展覧会「[永原康史退任展] よむかたち デジタルとフィジカルをつなぐメディアデザインの実践」が2022年6月10日(金)~25日(土)まで、多摩美術大学八王子キャンパス アートテーク1Fにて開催。

著者紹介

永原 康史(ナガハラ ヤスヒト)

グラフィックデザイナー。多摩美術大学情報デザイン学科教授。電子メディアや展覧会などのプロジェクトを手がけ、メディア横断的に活動する。主著書に『インフォグラフィックスの潮流』(誠文堂新光社)、『デザインの風景』(ビー・エヌ・エヌ)など。JAGDAデジタルメディア委員会委員長、竹尾アーカイヴスディレクター。

ここだけの話

約300点の作品画像をFMスクリーンで高精細に印刷

 本書にはデザイナー永原康史さん70年代後半〜2021年までの仕事を約300点にわたり収録しました。

 

 そのなかには、80年代のライブハウス掲出用のポスター、フロッピーやCD-ROMといった古いデジタルメディアから書き出した画像も多く、中には印刷用には解像度が小さいデータもありました。

 

 そうした画像のディテールをできるかぎり高精細で表現するために、本書ではFMスクリーンという印刷方法を採用しています。

AMスクリーンとFMスクリーンのちがい

 通常のオフセット印刷では、AMスクリーンという印刷方法が一般的に用いられています。規則正しく並んだ点(網点)大きさを変えて階調を表現する方法で、線数が高くなると、より細かな表現が可能になります。

 また、CMYKそれぞれの網点が重なることで色の掛け合わせを表現していくので、重なった部分はインクが濃くなるのが特性です。

 

 

 一方、FMスクリーンの場合は、ランダムに配置された小さな点の密度で階調を表現します。AMスクリーンの出力線数が通常175線に対し、FMでは700線程度まで線数上げられるので、細部の再現性があがり、グラデーションの表現など階調もなめらかになります。

 

 また、AMスクリーンと違って網点同士の重なりがないので、色のかけ合わせよるモアレなどが発生しづらく、各色のにごりが取れることによって発色が良く見えるもの特徴です。

実際の印刷がどうなっているか、ぜひ書籍を手にとって仕上がりを確かめてみてください!

商品名 よむかたち デジタルとフィジカルをつなぐメディアデザインの実践

商品名(カナ) ヨムカタチ デジタルトフィジカルヲツナグメディアデザインノジッセン

著者名 永原 康史

判型 B5変形(縦260mm×横185mm)

ページ数 256

【寄稿】永原康史に 
 文:藤幡正樹
Introduction
 はじめに

1. マルチメディア
 [インタビュー:永原康史]
 どんなメディアでも本は本だ  「ブック・テクノロジー」というわたしの考え方
 聞き手:仲俣暁生

2. アルゴリズミック・タイポグラフィ
 [インタビュー:永原康史×タイプバンク]
 かなバンク「フィンガー」  次に来る文字を認識し、自動的に文字が変わるフォント
 聞き手:杉瀬由希
 [対談]鳥海修×永原康史
 嵯峨本デジタル活字プロジェクト 平安、近世、そして現代へ

3. はじまり
 [対談]藤本由紀夫×永原康史 変化と再解釈

4. RGBカラー
 [特別収録]
 デジタルカラーリング・ワークショップ 色彩と音楽―コンピュータエイジのための色彩考

5. 祝祭のデザイン
 【寄稿】祝祭のデザイン―感覚のコンヴィヴィアリティへ  
 文:港千尋

6. 展覧会のしごと

7. 作家と本
 永原康史の執筆―過去と未来の織物として
 文:室賀清徳

あとがき
掲載作品一覧

お詫びと訂正

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