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日本のサンショウウオ

46種の写真掲載 観察・種同定・生態調査に役立つ

著者: 川添 宣広

定価(税込)4,180円

発売日2021年12月07日

ISBN978-4-416-62074-8

日本のサンショウウオ全46種(2021年8月現在)を撮影した写真大公開。生息地の観察情報も貴重。

内容

1年の半分以上をフィールドでの生物撮影に取り組む、著者、川添氏は、日本のサンショウウオを全種撮影することに成功した。特別天然記念物のオオサンショウウオの他、目にすることの少ないサンショウウオを網羅した、唯一無二の書籍。

 

DNA解析による分類で近年、目まぐるしく新種が発見されている日本の爬虫類・両生類。日本は世界的に見るとサンショウウオの聖地とも言える国で、新たな分類や種類について各国の研究者や愛好家に注目されている。サンショウウオは、わが国独特の豊富かつきれいな水と険しい山々から滲み出す清水を象徴する生き物だが、彼らの姿はほとんど知られていない。「山の中にある小さな宝石を探すのと同程度にサンショウウオを見つけるのは困難」と言われるが、まさにそのとおりで、探しに行っても、出会えるチャンスは少ない。生態や生活史が不明な点も多く、ベテラン愛好家や研究者でも難しい。

 

本書では、日本のサンショウウオを全種写真だけでなく、観察・撮影してきたエピソードを博物誌も交えつつ紹介する。一部の地域では現在も山深い集落の貴重なタンパク源としてハコネサンショウウオが食用にされていたり(福島県檜枝岐)、石鎚山(愛媛)の石鎚神社ではシコクハコネサンショウウオを配っていた風習もある。そんな人間と彼らとの関わりについても触れる。
最新の分類に基づいた日本に生息するサンショウウオの全種の写真を、地域個体群やバリエーションと共に、可能なかぎり卵嚢や幼生・幼体・生息地写真も掲載し、資料的価値もかなり高い1冊。

著者紹介

川添 宣広(カワゾエ ノブヒロ)

爬虫類、両生類をメインにペット・野生問わず撮影するカメラマン兼編集者。
写真・編集として『ディスカバリー生き物・再発見 ヘビ大図鑑 ボア・ニシキヘビ編』『ディスカバリー生き物・再発見 ヘビ大図鑑 ナミヘビ上科、他編』『ディスカバリー生き物・再発見 ヤモリ大図鑑』『爬虫・両生類ビジュアルガイド』シリーズ、『爬虫・両生類飼育ガイド』シリーズ、『ボールパイソン完全飼育』『コーンスネーク完全飼育』『フクロウ完全飼育』(誠文堂新光社)、『爬虫類・両生類1800種図鑑』(三才ブックス)などがある。著書は『日本の爬虫類・両生類野外観察図鑑』(誠文堂新光社)など。

商品名 日本のサンショウウオ

商品名(カナ) ニホンノサンショウウオ

著者名 川添 宣広

判型 B5

ページ数 192

山紫水明に生きる

山椒魚探索記

日本で見られるサンショウウオたち

・オオサンショウウオ科オオサンショウウオ属

・オオサンショウウオ科ハコネサンショウウオ属

・サンショウウオ科ハコネサンショウウオ属(ハコネサンショウウオ/キタオシュウサンショウウオ/バンダイハコネサンショウウオ/タダミハコネサンショウウオ/ツクバハコネサンショウウオ/シコクハコネサンショウウオ) 

・サンショウウオ科キタサンショウウオ属(キタサンショウウオ) 

・サンショウウオ科サンショウウオ属(エゾサンショウウオ/オウダイガハラサンショウウオ/ヒダサンショウウオ/ヒガシヒダサンショウウオ/ブチサンショウウオ/チクシブチサンショウウオ/チュウゴクブチサンショウオウ/イシヅチサンショウオウ/アカイシサンショウオウ/コガタブチサンショウウオ/イヨシマサンショウウオ/ツルギサンショウウオ/マホロバサンショウウオ/クロサンショウウオ/サンインサンショウウオ/ホクリクサンショウウオ/ミカワサンショウウオ/セトウツサンショウウオ/ヤマトサンショウウオ/トウキョウサンショウウオ/トウホクサンショウウオ/ツシマサンショウウオ/カスミサンショウウオ/ヤマグチサンショウウオ/オオイタサンショウウオ/トサシミズサンショウウオ)

お詫びと訂正

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