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新刊

演習と実習で学ぶ養液栽培

培養液管理から環境制御まで丸わかり

編集: NPO法人日本養液栽培研究会

定価(税込)5,940円

発売日2025年11月06日

ISBN978-4-416-52469-5

養液栽培についての基礎から応用まで、演習および実習内容に基づいた詳細を解説。

内容

栽培管理者を目指す人に 養液栽培を原理原則から実践的に学習できるテキスト

 

本書は、NPO法人日本養液栽培研究会が、植物工場や先進的施設園芸の基盤技術である養液栽培の発展と普及、栽培管理者育成を目指して編集した決定版書籍です。養液栽培とは何かから始まり、主要様式と特性、養液栽培に用いる用水、培養液の基礎、培養液の管理に関する基礎と応用、環境制御のための環境計測、発生しやすい病害の話、コストと内訳、様々なトラブルシューティングなどの詳細をまとめています。これまでの養液栽培の書籍とは異なり、体系的かつ実験に基づいた原理原則が記述されており、養液栽培を基礎から学習するための教材として最適な内容となっています。農業従事者はもちろん、農業や食品分野に関わる研究者、農業教育に携わる方々、農業を学ぶ学生などには必携の書籍です。

著者紹介

NPO法人日本養液栽培研究会(エヌピーオーホウジンニホンヨウエキサイバイケンキュウカイ)

1987年に創立され30年以上の活動実績のある歴史ある研究会。施設園芸の先端技術を開発する教育研究機関の指導者が名を連ねる。

商品名 演習と実習で学ぶ養液栽培

商品名(カナ) エンシュウトジッシュウデナマブヨウエキサイバイ

編集者名 NPO法人日本養液栽培研究会

判型 B5

ページ数 216

第1章 養液栽培とは
1.養液栽培導入のメリット,デメリット
2.日本の養液栽培,海外の養液栽培

第2章 養液栽培の主要方式と特性
1.養液栽培の定義と基本原理
2.水耕
3.固形培地耕の概要
4.水耕と固形培地耕の比較分析
5.栽培に適した作物
6.結論

第3章 作物生産に要するコストとその内訳
1. 養液栽培を含む施設園芸の収入・支出の概要
2.固形培地耕のコストとその内訳
3.レタスなどのDFT におけるコストとその内訳
4. 太陽光利用型植物工場「ナッパーランド™」を開発・販売する目的とコストについて

第4章 養液栽培に使用する用水
1.原水の質と量
2.水質の改善法
3.重炭酸濃度の測定と調整
4. 残留塩素の測定と除去(水道水を使用する場合)
練習問題

第5章 培養液の基礎Ⅰ
1.培養液とは
2.無機養分吸収特性
3.培養液組成
4.培養液のEC
5.培養液のpH
6.培養液の溶存酸素濃度

第6章 培養液の基礎Ⅱ
1.硝酸イオン濃度と硝酸態窒素濃度
2. アンモニウムイオン濃度とアンモニア態窒素濃度
3.リン酸イオン濃度とリン濃度
4.保証成分とは
5.培養液の計算
練習問題

第7章 培養液管理Ⅰ ─基礎編─
1. 単肥配合による培養液(原液の作り方と注意点)
2.濃厚原液の希釈法
3.濃厚原液希釈時の注意点
4.培養液使用時のチェックポイント
5.固形培地耕における培養液の給液方法

第8章 培養液管理Ⅱ ─実践編─
1.培養液のEC の設定の考え方 切岩祥和
2.培養液のpH 設定の考え方
3.NFT における培養液管理
4.DFT における培養液管理
5.循環式固形培地耕のシステムの例
6.かけ流し式固形培地耕における培養液管理

第9章 培養液管理Ⅲ  ─応用編─
1. 培養液管理による特定成分濃度の低減化の事例
2. 培養液管理による野菜類の特定成分高含量化の事例

第10章 環境制御のための環境計測
1.環境計測の重要性
2.計測値と誤差
3.地上部の温度計測
4.湿度の計測
5.CO2 濃度の計測
6.日射量の計測
7.根圏環境の計測
8.培地温度の計測
9.培地水分の計測
10.EC の計測
11.pH の計測
12.計測データの見える化

第11章 環境制御と培養液管理
1.地上部温度制御
2.根圏温度制御
3.湿度制御
4.CO2 施用
5.光環境に合わせた培養液管理

第12章 生理障害の症状と予防法
1.欠乏症
2.過剰症
3.生育阻害物質による障害
4.その他の生理障害

第13章 養液栽培で発生しやすい病害
1.主要な病原菌の特徴と見分け方,防除対策
練習問題

第14章 養液栽培トラブルシューティング(実習テキスト)
1.栽培管理
2.地上部の環境制御
3.培養液
練習問題

練習 問題の解答と解説
用語解説(索引付き)
著者一覧

お詫びと訂正

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