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料理 趣味

音楽家の食卓

バッハ、ベートーヴェン、ブラームス… 11人のクラシック作曲家ゆかりのレシピとエピソード

著者: 野田 浩資

定価(税込)2,860円

発売日2020年01月10日

ISBN978-4-416-61913-1

クラシック音楽の有名な作曲家たち13人の人生と旅を彼らが愛した料理とともに辿る。

内容

ドイツ・ヨーロッパの文化と料理の知識、クラシック音楽への造詣が深い著者が、中世ドイツ語圏の音楽家の旅した足跡をたどり、各地の郷土料理などを取り上げ、音楽家ゆかりの料理とエピソードを紹介します。

 

子供時代、毎日の食生活も満足でなかったベートーヴェン、生まれた時から裕福であったメンデルスゾーン、6歳からイタリアを始めドイツ、フランスなどあちこちを旅し、自分の音楽活動の場所を求めたモーツァルトなど、それぞれの音楽家の人生とともにあった旅と食をつづります。

 

音楽家の人生を辿る読み物として、ヨーロッパの料理や食材のルーツを探る食の本として、現地の写真も多数挿入し、旅のガイドとしても楽しめる一冊です。

著者紹介

野田 浩資(ノダ ヒロシ)

1947年東京都品川生まれ。73年、六本木のチェコスロバキア料理の『キャッスルプラハ』に勤務。

その後ドイツへ渡り、シュタイゲンベルガー・ホテル『フランクフルターホフ』『シュタイゲンベルガー・パークホテル』にて修業。
その後、ベルギー、モナコ、スイスと各国を渡り修業。
帰国後、レストランを開業した後、赤坂のOAGハウス・ドイツ文化会館に『OAGクラブレストラン・クライゼル』出店を経て、『ツム・アインホルン』を開店。
日本でもっともドイツの味を感じさせてくれるドイツ料理シェフとして知られている。
著書に『野田シェフのドイツ料理』『ドイツ修道院のハーブ料理』など。

趣味は、クラシック音楽鑑賞。

ここだけの話

幻のカバーphoto!? カバー撮影ウラ話。

 11人のクラシック音楽家にまつわる料理の撮影も佳境の2019年4月。

 さて、カバーはどの料理にしようかと話し合った結果、2020年はベートーヴェン生誕250年ということで、ベートーヴェンの食卓でいこう!と決定しました。

 

メニューは、ベートーヴェンの出身地、ドイツ・ボンの郷土料理「ライニシャー ザワーブラーテン(牛肉の蒸し煮 ライン河風)」になりました。当時は馬肉を使ったというこの料理は、肉をヴィネガーと赤ワインでマリネしてからじっくり煮込んだ一品です。

 

 

 料理を仕上げて運んできてくださった野田シェフ。厨房に戻って再びカメラのところへ急いでやってきました。手には何かが入った器を握りしめています。

 

「ベートーヴェンはコーヒー党だったんですよ。コーヒーも一緒に食卓に並べたらどうかなあ。彼はこだわっていてね、きっちり豆を毎回60粒数えて、自分で挽いて淹れていたんです。ハイ、だからこれ、60粒」

 

 シェフはコーヒー豆を60粒数えて持ってきてくれたのです。そして撮影。この写真のカップの中には液体ではなくコーヒー豆が60粒入っています。

 

「彼のコーヒー好きはね、恋の思い出と関連しているんですよ」。撮影隊の横で、ベートーヴェンについて熱く語るシェフ。レストランの仕事のかたわら、せっせと文献を読み、休暇には現地に足を運び、音楽家の足跡と食について、何年もかけてまとめたものが本書なのです。シェフの探究心、学ぶ精神にはいつも頭が下がります。

 

 後日の会議で、カバーの写真はコーヒー豆の入っていないバージョンに決定してしまいました。

 

ごめんなさい、シェフ!

 

写真は幻のカバーです。ベートーヴェンのコーヒーと恋の思い出、そして料理のレシピは、本書をご覧くださいね。

商品名 音楽家の食卓

商品名(カナ) オンガクカノショクタク

著者 野田 浩資

判型 A5

ページ数 256

18〜19世紀の旅の在り方/本書に登場する主な都市

 

◇ヨハン・セバスティアン・バッハ
ニシンのマリネ/テューリンゲンの焼きソーセージ/ライプツィヒの野菜料理/ローストポーク テューリンゲン地方風/アプリコットのケーキーキ

 

◇フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
牛肉のスープ煮/タッフェルシュピッツのジェリー寄せ/ホワイトアスパラガスのサラダ/ビーフの蒸し煮 エステルハージ風

 

◇ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
大麦入りのブイヨンスープ/コンソメスープレバー団子入り/豚肉の薄切りソテー きのこソース/豚肉の薄切り ウィーン風/豚ロース肉のカツレツ ミラノ風

 

コラム01 ウィーンのパン屋で生まれたクロワッサン

 

◇ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
じゃがいものタルト/白身魚とオムレツ料理 ベートーヴェン風/牛肉のサラダ ライン河風/牛肉の蒸し煮 ライン河風/赤ワインのケーキ ファルツ地方風

 

コラム02 「交響曲第9番」日本での初演とドイツ人俘虜

 

◇フランツ・ペーター・シューベルト
牛肉のグーラッシュ煮込み/ りんごのクレープ巻き/アップルパイウィーン風

 

◇フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ
ベルリン風ハンバーグ風/牛肉のステーキ ハンブルク風/チキンのクリーム煮 東ドイツ風/チーズケーキ おばあちゃん風

 

コラム03 日本人作曲家、滝廉太郎の海外留学

 

◇フレデリック・フランソワ・ショパン
ビーツのスープ ピエロギパスタ入り/ドイツ風ピザ サワークリーム風味/コンソメスープ ジョルジュサンド風/ショパン風ポトフ

 

コラム04 映画「別れの曲」のショパンの姿

 

◇ロベルト・シューマン
牛肉のロール巻き ライン河風/きのこのスープ ザクセン地方風/りんごとサワークリームのケーキ/ライプツィヒのヒバリクッキー

 

◇フランツ・リスト
ロールキャベツ ハンガリー風/ウクライナのボルシチスープ/チキンのカツレツ キエフ風/チーズのキッシュ スイス風/玉ねぎのパイ ワイマール風

 

◇リヒャルト・ワーグナー
ミートボール ケーニッヒスベルク風/ローシュティポテト ハムとチーズ焼き/仔牛肉の細切り チューリッヒ風/仔牛レバーのソテー ヴェネツィア風/ソーセージのスープ仕立て フランケン地方風/バイエルンのババロア

 

コラム05 夢見るバイエルン国王、ルートヴィヒ2世

 

◇ヨハネス・ブラームス  
マコガレイのムニエル ベーコン風味 ハンブルク風/鹿肉の細切りソテー シェフ風/ザルツブルク風スフレ/カイザーシュマーレン ブルーベリーのジャム添え

 

コラム06 マカロンとマリー・アントワネット

 

音楽家ゆかりの町のレストラン&カフェガイド

お詫びと訂正

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