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焼酎語辞典

焼酎にまつわる言葉をイラストと豆知識でうまかぁ~と読み解く

著者: 金本 亨吉 / 著者: 沢田 貴幸

定価(税込)1,760円

発売日2020年08月24日

ISBN978-4-416-51994-3

近年、再注目されている酒、焼酎にまつわるいろいろを、イラストと写真で分かりやすく紹介。

内容

焼酎は、「くさい」、「おじさんの飲み物」と思っていませんか?
近年、若い世代を中心に焼酎は「ツウが飲むお酒」「かっこいい飲み物」というイメージが広がっています。
この本では、芋・麦・米・蕎麦・黒糖・泡盛の焼酎の種類や、本格焼酎の製造方法をはじめとする基礎知識から歴史、飲み方、焼酎に合うおつまみなどを紹介・解説します。

 

ストレートでそのまま飲むのはもちろん、お湯割り、水割り、ロック、そして最近人気のレモンサワーやホッピーなど、さまざまな飲み方で楽しめるのも焼酎の魅力です。
最近では今までの造りにとらわれない、個性豊かな焼酎もどんどん生まれてきて、ますます焼酎の魅力から目が離せません。

 

この本では、そんな焼酎の魅力を初心者でも楽しめるよう、「芋焼酎」や「麦焼酎」「米焼酎」などの各焼酎の麹や醸造のしくみ、ラベルの読み方、歴史、酒器など、基本的な知識はもちろん、焼酎に合うおつまみなど、あらゆる視点から焼酎にまつわる知識をわかりやすくまとめています。

 

さらに、焼酎蔵の設備や醸造の流れ、蔵人たちの姿も掲載、ゆる~いタッチのイラストとともに、ほろよい気分で楽しく、焼酎にまつわる知識が学べます。

著者紹介

金本 亨吉(カネモト リョウキチ)

「焼酎居酒屋BETTAKO」二代目店主。
吟味した本格焼酎は約28000銘柄超。造りの異なる本格焼酎を、香りや味を確かめただけで状態を判別し、最高の味わいにしてお客さんに提供。蔵元も一目置く存在。
著書に「究極の焼酎を求めて(小学館)」がある。

沢田 貴幸(サワダ タカユキ)

酒類研究家、利き酒師。
酒販売店勤務の後、九州と奄美諸島、沖縄と各離島、伊豆諸島などの焼酎蔵をめぐり、焼酎づくりや各蔵元のデータを取り、焼酎を研究。
現在は、大海酒造株式会社勤務。
これまでに「ごっくん、極楽 うまか芋焼酎のすすめ(学習研究社)」を監修。

ここだけの話

近年大人気、旨くて身体に優しい酒、焼酎。その焼酎にまつわる薀蓄を、イラストと写真を交え楽しく紹介。

昔ながらの「芋くさい芋焼酎」を求めて

 

どこに行けば呑めるの? 昔ながらの「くさい芋焼酎」が、呑みたいのですが?

 

焼酎居酒屋でよく耳にする言葉。

とくに最近芋焼酎ファンになった人40代後半の人に多い。そして50代以上は、「昔の芋焼酎は本当にくさかった」という。

 

初めて飲んだ焼酎がすごく「くさかった」と、記憶として残っているからだろう。昔のこととはいえ、今の芋焼酎とはかなり違う風味であったことは確かだ。
 

 

実は、その芋焼酎の「くさみ」の大きな要因は、芋傷み臭油臭によるもの。

 

は芋が傷んでいても普通に仕込みに使っていて、蔵内も今とくらべると衛生に気を配っているとはいえず、麹やもろみの管理も今より奔放だったらしい。

 

さらに蒸留も最後の方までアルコールを取っていたので、末垂臭もしたし、油臭もした。そしてさらには、透明瓶に詰められて出荷していたので、商品の配達中や納品先で直射日光の当たる日向でしばらく放置され、焼酎が変質……

 

 

こうして「くさい焼酎」はできあがった。

 

 

 

 

なぜ昔は傷んだ芋を使い、アルコールを最後まで搾り取るような蒸留をしていたのか。

 

それは、昔は「できるだけ原料を歩留りよく使い、できるだけ多くのアルコールを収得する」ことが、当時の酒造りに対する一般的な姿勢であった(もちろん美味しいことに越したことはない)。

しかし、焼酎の地元消費が伸び悩んでくると広く販路を得たいため、評価基準を消費者目線で考えるようになり、敬遠される理由の「芋くさい」原因を研究した結果、原料の質や製造技術の向上などにつながり、今の「芋臭くない」焼酎ができあがったのである。

 

 

 

今では、昔のような「芋くさい」と言われる焼酎は、見当たらなくなってしまった。

とはいえ、あまりにも「芋くさい焼酎」への要望が多いので、今の製造技術の中でできるだけ芋らしい香味を出そうと努力している焼酎の蔵元は多い……。

 

今となっては、「芋くさい焼酎」とは、呑み手のノスタルジーによる幻影となってしまっている。

 

 

どこかにあるかもしれない、昔ながらの「くさい芋焼酎」を求めて、彷徨ってみるのも良いかもしれない。

書名 焼酎語辞典

書名(カナ) ショウチュウゴジテン

著者名 金本 亨吉

著者名 沢田 貴幸

判型 A5

ページ数 200

はじめに
この本の見方と楽しみ方

● 焼酎ってなに?
焼酎の歴史/甲類と乙類/本格焼酎の種類/本格焼酎産地MAP/本格焼酎ができるまで/甲類焼酎ができるまで/焼酎とほかの蒸留酒との違い/世界のおもな蒸留酒

●焼酎の用語
あ〜わ

●本格焼酎蔵元MAP
北海道・東北地方/関東・中部地方/近畿・中国・四国地方/福岡県・佐賀県・長崎県・大分県/熊本県・宮崎県/鹿児島県/沖縄県

●甲類焼酎メーカーMAP
北海道~九州

索引
おわりに

※とじ込み小冊子 居酒屋の作法

お詫びと訂正

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