校合による「作庭記」の研究

古文書のウソを暴く

著者: 波多野寬

定価(税込)1,980円

発売日2019年01月07日

ISBN978-4-416-61867-7

内容

日本庭園研究の基本文献「作庭記」、その写本・異本を校合により検証する!

平安時代の寝殿造りの庭園の実体は、よくわかっていません。
それを知り得る唯一無二の秘伝書が「作庭記」と言われています。
しかし、その作庭記は、いまだに原本が見つかっておらず、いくつかの写本が存在しています。
その写本の中でも「谷村家本」は最も古く、一時は、国宝に指定されていました。
ですが、明治時代に「山水抄」という異本が報告され、さらに昭和時代には無動寺で別の異本が見つかっています。
本書では、それら異本のどれが正しい記述内容なのか、異本を校合して検証しています。
「作庭記」の原本復元への寄与を目指した、唯一の研究書です。

著者紹介

波多野 寬(ハタノ ヒロシ)

波多野 寬:1949年、東京生まれ。埼玉県川越市在住。1971年、日本大学文理学部英文学科卒。庭園愛好家。日本庭園協会所属。ある日突然、庭園美に目覚め、以来庭めぐりの旅を続けている。

商品名 校合による「作庭記」の研究

商品名(カナ) キョウゴウニヨル サクテイキ ノケンキュウ

著者 波多野寬

判型 46

ページ数 196

第一部 『無動寺本』と『山水抄』の校合
『無動寺本』本文
論考

第二部 『山水抄』と『谷村家本』の校合
『山水抄』(上)本文
『山水抄』(中)本文
『山水抄』(下)本文
論考

第三部 『作庭記』をより深く理解するために
1 石を立てむ事先づ大旨を心得可き也
2 石を立つるには様々有る可し
3 島の姿の様々を言ふ事
4 滝を立つる次第
5 遣水の事
6 立石の口伝
7 石を立つるには多くの禁忌有り
8 樹の事
9 泉の事
10 雑の部

第四部 現存する平安時代の古庭園
旧嵯峨院庭園(京都市右京区)
法金剛院庭園(京都市右京区)
毛越寺庭園(岩手県平泉町)
観自在王院庭園(岩手県平泉町)

第五部 『作庭記』に使われている造園用語

お詫びと訂正

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