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近刊

10代からのいいね!万葉集

穴埋めナゾトキで楽しむ

著者: 天野 慶

定価(税込)1,760円

発売日2025年06月12日

ISBN978-4-416-52467-1

万葉集がいちばん身近に感じられる本。小学5年生から読めるルビ付き。

内容

私たちが普段よく口にする言葉には、古典を題材にしたものが多くあります。

 

たとえば「むなしい」。
万葉集ではこんな歌に登場します。

 

 世の中は 空しきものと 知る時し
  いよよますます 悲しかりけり
  (大伴旅人 雑歌 夏 巻第五 793)

 

【訳】
この世は空しいものだとはじめて思い知ったとき、いよいよますます悲しく思われるよ。

 

【解説】
「世の中は空しい」というのは、仏教の思想に基づいたものですが、妻を亡くし、不幸なことが重なり、さらに大事な人(弟ではないかといわれています)が亡くなったとの知らせを受けた大伴旅人にとっては、生きることがつらく悲しく感じられたようです。「心も崩れんばかりに悲しみ」涙を流したと添えられています。

 

言葉の意味や典拠を知ると、古代の日本人、そして日本文化とつながることができます。

 

「ちはやぶる」「なでしこ」「わたつみ」「言霊」「誰そ彼(たそかれ)」・・・知っていたら教養にじみ出る言葉から、
「さくら」「富士」「夢」「恋」など、普段よく口にする言葉の奥深い意味まで。

 

本書は、歌人でもある著者が、現代の人が「いいね!」と感じるトピックを選び出し、100個の穴埋めクイズにして紹介します。
小学校高学年から読めるルビを振っていますので、親子で楽しみながら、豊かな万葉集の世界を旅しましょう。

著者紹介

天野 慶(アマノ ケイ)

1979年東京都三鷹市生まれ。短歌結社「短歌人」会同人。かるた「はじめての百人一首」(幻冬舎)の考案、NHKラジオ第1 「ケータイ歌人」「ラジオ深夜便」出演、ワークショップや出前授業、新聞・雑誌・アプリでの連載のほか、『ちはやふる』 (末次由紀/講談社)の93・95首目に短歌を提供するなど、幅広い場で短歌の魅力を伝えている。歌集に『つぎの物語がはじまるまで』(六花書林)。絵本『ママが10にん!?』(絵・はまのゆか/ほるぷ出版)で第10回ようちえん絵 本大賞を受賞。近刊に『枕草子いとめでたし!』(朝日学生新聞社)、かるた「リバーシブルで遊べる小倉百人一首」(監修・西郷直樹/幻冬舎)等。

商品名 10代からのいいね!万葉集

商品名(カナ) ジュウダイカラノイイネ マンヨウシュウ

著者名 天野 慶

判型 A5変(縦200mm×横135mm)

ページ数 224

第1部 名歌で穴埋めナゾトキ
第2部 季節の歌で穴埋めナゾトキ
第3部 想いの歌で穴埋めナゾトキ
第4部 生き物の歌で穴埋めナゾトキ
第5部 旅・地名の歌で穴埋めナゾトキ
第6部 食べ物の歌で穴埋めナゾトキ

教えてホトトギスさん! 
『万葉集』ってなあに?
『和歌』ってなあに?
和歌に使われることば
万葉集の主要人物1
万葉集の主要人物2
「梅花の歌三十二首 并せて序」
柿本人麻呂周辺の人物相関図
大伴旅人周辺の人物相関図
参考文献

お詫びと訂正

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