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MJ無線と実験 2023年4月号

編集: MJ無線と実験編集部

定価(税込)1,430円

発売日2023年03月09日

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特集は「3ウエイマルチアンプ再生」。最新チャンネルデバイダー3機種の特徴と音質をレポートします。 MJ無線と実験編集部 : 桂川

内容

【特集】最新チャンネルデバイダー3機種による3ウエイマルチアンプ再生 小林貢、井上千岳
●フェーズメーションCHD-1000
●アキュフェーズDF-65
●CSポートACN400

 

『オリジナル・サウンドシステムの製作』
●出力約26W。大型送信管による押し出しの強いサウンド 203Aシングル全段直結A2級パワーアンプ 征矢 進
●音の色付けの少ない部品を厳選して、オーディオ原器として設計 SRPPドライブTA-300B シングル7Wパワーアンプ 上野浩資
●DCアンプシリーズNo.288 光カートリッジDS 003用真空管DCプリアンプ 真空管差動アンプ、精密イコライザー[後編] 金田明彦
●パソコンによるオーディオアンプ設計・製作支援 [第46回] 音質劣化の少ないグラフィックイコライザーの製作 KiCadによる基板設計と製作 池田平輔
●新連載】オールバイポーラートランジスター構成 全段無帰還インテグレーテッドアンプの改造(1) メインアンプ部の製作と測定 橋本昌幸
●高能率・高音質システムを目指す 小型スピーカーの設計と製作 第180回 小澤隆久

 

●Hi-Fi追求リスニングルームの夢 No.641 ワインスクールに設置したオーディオシステムで音楽を楽しむ 横浜市中区 宮下千明氏宅

 

★★★ZOOM用バーチャル背景画像★★★

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ここだけの話

音楽ソースのクオリティと機器の性能が高まった今こそ、マルチアンプ再生に挑戦したい!

2ウエイ以上のスピーカーシステムでは、低音ユニットと高音ユニットの受け持ち帯域を何らかの方法で分割し、低音ユニットでは不要な高域をカットするフィルターが、高音ユニットでは低音が入力されて破損しないように低域をカットするフィルターが必要です。

 

フィルターにはコイルやコンデンサー、さらにアッテネーターが使用されますが、これらには損失があり、特に低音ではダンピングが悪化してしまいます。太い銅線やコアを使用して直流抵抗を下げたコイル、損失の少ないコンデンサーやアッテネーターを使用すれば音質劣化は避けられますが、アンプ以上のコストがかかってしまいます。

 

 

そこでLCネットワークの代わりに、パワーアンプの上流側に電子回路「チャンネルデバイダー」を配して帯域分割し、各帯域ごとにパワーアンプを使用してスピーカーユニットを直接ドライブするのがマルチアンプ再生です。

 

 

かつてオーディオメーカー各社からチャンネルデバイダーが発売されていましたが、雑音や位相特性が十分ではなく、普及にはいたりませんでした。しかしホーンスピーカーを中心とする自作スピーカーファンの間ではマルチアンプへの強い関心があり、優れたチャンネルデバイダーの登場が待たれていました。

 

 

近年、デジタル信号処理技術を応用して急峻なフィルター特性の実現や、スピーカーの振動板位置を補正できるチャンネルデバイダーが発売され、またアナログ処理でも位相特性に十分配慮した製品が登場しています。

 

 

現代スピーカーでもLCネットワークをジャンプしてマルチアンプで使用できる機能が付加されれば、マルチアンプ再生が普及するのではないかと期待しています。

写真は最新型のチャンネルデバイダー3機種です。

雑誌紹介

『MJ無線と実験』は『無線と實驗』として1924年に創刊されました。創刊当初はラジオと無線通信、第2次世界大戦中は電子技術の軍事利用、終戦直後にはラジオとアマチュア無線の大ブームに乗り、その後はテレビやデジタル技術を含むエレクトロニクス総合誌となりました。1970年代からはオーディオ記事の比率を上げ、現在は「オーディオ総合月刊誌」となっています。創刊以来、自作機器を中心に、オーディオ技術を一貫してそのテーマとし、現在でも最先端の情報を反映しながらその伝統を継承し続けています。

商品名MJ無線と実験 2023年4月号

商品名(カナ)エムジェームセントジッケン 2023ネン4ガツゴウ

編集者名MJ無線と実験編集部

判型B5

【特集】最新チャンネルデバイダー3機種による3ウエイマルチアンプ再生

 

[MJズームアップ]
●オーディオスペシャルズ Phonolab1.5 RIAAカーブ特性調整可能フォノイコライザー
●DSオーディオ DS 003カートリッジ&イコライザー 光電型カートリッジおよびイコライザー
●カノアオーディオ PH 2.10 真空管式フォノイコライザー
●プロアック K1 リボントゥイーター搭載2ウエイスピーカーシステム
●逢瀬 WATERFALL Power 502L スイッチングパワーモジュールおよび電源搭載パワーアンプ
[MJレポート]
●テクソル SSR-FR 半導体整流器
●MJキットガイド No.120 ゼネラルトランス販売 MGA-XU77-SE ギターアンプセット

 

<オリジナル・サウンドシステムの製作>
●203Aシングル全段直結A2級パワーアンプ 征矢 進
●SRPPドライブTA-300B シングル7Wパワーアンプ 上野浩資
●光カートリッジDS 003用真空管DCプリアンプ[後編] 金田明彦
●音質劣化の少ないグラフィックイコライザーの製作 池田平輔
●【新連載】全段無帰還インテグレーテッドアンプの改造(1) 橋本昌幸
●小型スピーカーの設計と製作[第180回] 小澤隆久

 

<オーディオテクノロジー>
●ハードウエアの変遷にみるオーディオメーカーの歴史[第100回] アコースティックリヴァイブの歩み(最終回) 制振機材と独創的な音質改善器 柴崎 功
●ジャンク品から実用品へと復活 オーディオ機器修理日記 第9回 ソニーTC-KA7ESカセットデッキの記録 酒井秀行
●新製品ニュース
●アナログオーディオの多面的な楽しみ方 第9回 オープンデッキ3台の現況と将来 小林貢
●クラウドdeオーディオへの誘い 第35回 正木豊
●これからのオーディオスタイル コルグNu1オーディオインターフェースの活用⑤ 岩井喬

 

<オーディオ&ソフトガイド>
●クラシック名盤名演奏 171 国内盤中古LPの楽しみ方 平林直哉
●LPレコードの真実 第116回 ウィーンのモダン① 山口克巳
●クラシック新譜レビュー 平林直哉 角田郁雄
●JAZZ&ロック&ポップス新譜レビュー 今井正弘 小林貢 森田義信
●名曲を訪ねてシネマの森へNo.179 柳沢正史

 

●日用品の活用から本格的な製作まで オーディオアイデアノート 竹村厚治
●サイドワインダー
●自作真空管アンプでレコードを聴く会2022
●第33回 妙高オーディオ倶楽部発表会 結果報告
●ワインスクールでレコードを聴く会●MJディメンション
●MJオーディオ情報
●部品交換

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