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BIOSTORY vol.39

人と自然の新しい物語

編集: BIOSTORY 編集委員会

定価(税込)1,650円

発売日2023年05月25日

内容

特集 生き物文化誌学会20年 1 生き物文化誌の現在・過去・未来
本学会の学会誌『ビオストーリー』はこれまで20年間にわたって学際的に社会へ発信しつづけてきた。その40冊を振り返り、今後の課題を提示する。「生き物文化誌学会」全体を知るひとつの貴重な機会ともなるであろう。

 

特集 ダチョウの文化誌
世界最大の鳥、ダチョウ。その起源と進化、先史時代の人とダチョウの関わり、考古学的遺物に見るダチョウの卵殻の加工と利用、家禽としてのダチョウなどの視点から、ダチョウという魅力的な「生き物」の自然誌と文化誌の全体像を俯瞰する。

 

特集 イモが与えてくれるもの 2
前号に引き続き、イモ類と人との関係の多様性や人々を誘因するイモ類の不思議な魅力について考える。山形市の芋煮会、アマゾンに見られるキャッサバ酒やラオスでの家畜飼料をとおして垣間見る人とイモの関係などについて。

雑誌紹介

「生き物」をめぐる豊かな智と情報の発掘を目指す、生き物文化誌学会が編纂する学会誌。

商品名BIOSTORY vol.39

商品名(カナ)ビオストーリー ボリュームサンジュウキュウ

編集者名BIOSTORY 編集委員会

判型B5

ページ数112

ISBN978-4-416-62338-1

特集 学会20年 生き物文化誌の現在・過去・未来
序論 生き物文化誌はこれでよいのか 池谷和信
<生態・行動・人>
ゲノムからひも解く生き物文化誌 米澤隆弘
日本列島にみる家畜と人のかかわり 黒澤弥悦
人から見た魚、魚から見た人 森 誠一
「ただの虫論」と生物文化誌学 日鷹一雅
<環境・歴史・民族>
生き物文化誌学会と動物考古学者 佐藤孝雄
江戸時代後期における奇品の流行 安田容子
民族集団の視点からみた生き物文化の多様性 中井信介
言語と生き物文化誌 中井精一
栽培植物と生き物文化誌 佐藤靖明
<現代社会と生き物>
日本の都市の「にわ」における園芸植物と人 髙野哲司
生き物と地域社会 渡辺和之
生き物とミュージアム 野林厚志
生き物と社会 緒方喜雄

 

特集 ダチョウの文化誌
序論 ダチョウの文化誌 米澤隆弘
走鳥類の自然史―ダチョウの仲間の進化 長谷川政美
人類によるダチョウの卵殻利用のはじまり 高倉 純
アフリカのダチョウと人とのかかわり 池谷和信
ダチョウの家畜化とこれからのダチョウ産業 氏家健太
<コラム>ダチョウ飼育を可能にする条件―カワウの人工繁殖から考える 卯田宗平
<シンポジウム>「ダチョウの文化誌」総合討論 ダチョウの家畜化―ダチョウはどこまで家畜か?

 

特集 イモが与えてくれるもの2
サトイモに見る日本のイモ利用―山形市の芋煮会の事例 増野高司
ペルーアマゾニアのキャッサバ酒 大橋麻里子
キャッサバの家畜飼料としての重要性―ラオス北部の事例から 広田 勲
まとめ 増野高司

 

<珍品図鑑>金魚へのまなざし 新海拓郎

<生き物のいま>有明海と高知県 ふたつの天然ウナギ産地からみる地域食としての「蒲焼き」 日比野友亮

<論文>
フィリピン・パラワン島南部におけるワニに関する人類学的研究
―狩猟の歴史と祖先民話に着目して 辻 貴志

<おすすめの本>ハチの子育てには様々な〝知恵〞が詰まっているようだ 片田真一

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