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近刊

BIOSTORY vol.43

編集: BIOSTORY 編集委員会

定価(税込)1,650円

発売日2025年05月23日

内容

「干潟から「豊かさ」を考える」では、干潟という大きな環境を前にした人間の営みと心を探る。

 

「ブタをめぐる学知」では、人類が手にした家畜の典型、飢えを満たしただけでなく、多産や豊穣のシンボルとしてのブタを考える。

 

第1特集 干潟から豊かさを考える
干潟は海と陸とが交わる特殊な空間であり、人類にとって比較的容易な食料獲得の場である。そんな干潟と人、そして生き物との関係についてアジア地域の干潟に着目し、その独特な魅力と新たな学地を伝える。

 

第2特集 ブタをめぐる学知
野生のイノシシを含めて、人とブタの関わりを広い視野で考える。前半は人とブタの関わりを人類の文明の視点で考える。後半は歴史・民族文化として、人とブタの関わりをその地域や民族集団の視点かが考える。

雑誌紹介

「生き物」をめぐる豊かな智と情報の発掘を目指す、生き物文化誌学会が編纂する学会誌。

商品名BIOSTORY vol.43

商品名(カナ)ビオストーリー ボリュームヨンジュウサン

編集者名BIOSTORY 編集委員会

判型B5

ページ数112

ISBN978-4-416-52505-0

特集 干潟から「豊かさ」を考える 趣旨説明 辻 貴志 アジアの干潟文化論──貝の眼から考える 池口明子 干潟での水産業と環境保全 石川智士 ベトナムの歴史文書からみた十九世紀初頭のマングローブ 鈴木伸二 フィリピン中部マクタン島における干潟の漁撈採捕 辻 貴志 大分県中津干潟における学びについて 山守 巧 (コメント)地域・地球の宝物としての干潟 秋道智彌       干潟は社会的にもエコトーン 田中耕司 特集 ブタをめぐる学知 文明・歴史・民族文化 ブタをめぐる学知の現在を考える 中井信介 【動物考古学の視点】イノシシのドメスティケーション 本郷一美 【遺伝学の視点】イノシシの家畜化とブタの系統理解の現在 西堀正英 【管理の変遷と現在】ブタという動物、また家畜としてのブタ 田中智夫 【沖縄の視点】日本における養豚の現状 髙田 勝 【ブタへのまなざし、その変遷】中国の文学とブタの微妙な関係 武田雅哉 【明治期を中心に】沖縄八重山諸島におけるブタ・イノシシの食利用 蛯原一平 【タイの農耕民モンにみるブタを飼う文化の変容】伝統的な生業と萌芽的な産業の間 中井信介 【ニューギニアの視点】ブタを飼う営みとその論理 小谷真吾 【民族誌データベースからのアプローチ】ブタをめぐる人文学知の掘り起こし 野林厚志 珍品図鑑 久連子鶏の羽根飾り 寺嶋 悠 自然を読む 日本の家屋建築を通して見る大工とシロアリとの関係性 平田倫太郎 自然を読む 歯から読む縄文時代に生きたニホンジカの食事情 佐藤巧庸 自然を読む 草本植物を指標にして考える東南アジアの植生変化 小坂康之 論文  国宝「源氏物語絵巻」の料紙に描かれた「海松文様」に関する一考察 海藻ミルを図案化した海松文様は何を意味するのか 富塚朋子 宮田昌彦

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