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英国式アフタヌーンティーの世界

国内のティープレイスを訪ねて探る、淑女紳士の優雅な習慣

著者: 藤枝 理子

定価(税込)1,980円

発売日2021年09月10日

ISBN978-4-416-62013-7

英国式アフタヌーンティーのすべてがわかる。

内容

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「新しいアフタヌーンティーの世界」へご招待

 

アフタヌーンティーは、おいしい紅茶とお菓子を味わうだけのグルメではなく、紅茶やお菓子、陶磁器や銀器、カトラリーやリネン、インテリアや家具、建築様式、絵画、庭園、音楽に至るすべてを堪能する「五感で愉しむ生活芸術」です。

 

それは、日本の茶道にも通じる世界。

 

本書では、知っているようで知らない、時に勘違いをされているアフタヌーンティーの歴史や秘密、エピソード、紳士・淑女の必須科目といわれるマナーやおもてなしについて、さまざまな角度からご紹介しています。

 

知識を学ぶだけでなく、実際に紹介した内容や、ときめきの時間を体験できるように、日本で巡ることができる、とっておきのアフヌーン・ティープレイスもご案内。
さらに、一流ホテルのシェフや、人気ティールームのオーナーたちによる秘蔵のスコーンレシピや究極のティーメイク法も特別に掲載しています。

 

アフタヌーンティー好きはもちろん、紅茶好き、スコーン好き、英国好きにもおすすめの一冊です。

 

■内容抜粋
●アフタヌーンティーにまつわるこんなことをご紹介しています
・アフタヌーンティーを始めたあの貴婦人、みなさまどこかでお会いしたことがある?!
・日本初のホテルアフタヌーンティー、どこのホテルが始めた?
・バトラーのお給料はルックスで決まる?
・英国式アフタヌーンティー、なのにフランス菓子が出てくる理由
・英国貴婦人になった気分でドロイングルームアフタヌーンティーを愉しめるホテル
・アフタヌーンティーをめがけるその前に! 覗いてほしいチャイナキャビネット
・イギリスでも、人によってアフタヌーンティーマナーが違うその理由は?
・初の国産クロテッドクリームは、きっと皆さんも知っているあのブランド。知られざる一流ホテルとメーカーが組んだ開発秘話!
・19世紀ヴィクトリア時代のアフタヌーンティーメニュー再現のため、公爵に手紙を……、するとお返事が?
・ヴィクトリアンティーレシピ再現のために、古書を読み解き、昆虫成分を使ったお菓子とは?!

 

●貴重! スコーンや英国菓子のレシピも公開
・ザ・リッツ・カールトン大阪が香港シェフから受け継いだ初代スコーンレシピ2種を特別公開!
・ホテル椿山荘の東京のプレーンスコーンレシピ
・ザ・リッツ・カールトン京都、ピエール・エルメ・パリのスコーンレシピ
・コンラッド大阪、幻のスミレとアールグレイのスコーンレシピ
・タイニートリアのバノフィーパイ
・ジュリスティールームスのヴィクトリアサンドイッチケーキ
・ティーズリンアンのプレーンスコーンレシピ&コンテストで優勝した紅茶の淹れかた初公開
・スリーティアーズのキューカンバーサンドイッチとレモンドリズルケーキのレシピ

著者紹介

藤枝 理子(フジエダ リコ)

アフタヌーンティー研究家。
大学卒業後ソニー株式会社に勤務。
結婚後、紅茶好きが嵩じてイギリスに紅茶留学。
帰国後、東京初サロン形式の紅茶教室「エルミタージュ」を主宰。
予約のとれない人気サロンとして話題となる。
現在、テレビ、雑誌をはじめ、大学での講演会や企業コンサルタントとしても活躍中。
著書に『もしも、エリザベス女王のお茶会に招かれたら?』『ようこそ、アフタヌーンティーへ 英国式5つのティータイムの愉しみ方』(ともに清流出版)、『プリンセスになれる午後3時の紅茶レッスン』(メディアファクトリー)、『予約のとれないサロンのつくりかた・育てかた』(辰巳出版)などがある。

ここだけの話

「ザ・リッツ・ロンドン」とドレスコードの話

本書P15に掲載したコラム「まずはリッツでお茶をしましょう!」は、

「ザ・リッツ・ロンドン」ドレスコードのお話。

実は、ここには書ききれなかった、失敗談があるので、ここだけの話としてご紹介いたします。

 

 

初めての「ザ・リッツ・ロンドン」でのアフタヌーンティーは、

メンターでもあったマダムの指導に従い、

Kimijimaコンサバティブな紺色のワンピースにヒールで訪れ、

無事にエントランスを通過することができました。

ただ、その後、リッツのドレスコードに引っかかるという苦い経験を何度もしているのです。

 

 

とある冬のこと。ロンドンでショッピングを済ませたあと、

リッツのドローイングルーム「パームコート」をのぞくとガラガラ。

 

これなら予約なしでも入れそうだわ~と、エントランスに向かうと、

私の格好をちらりと見たドアマンにやんわり足止めされました。

 

そして、とてもエレガントなエスコートのもと脇に誘導され

「マダム、本日はどのようなご用件でしょうか?」と訊ねるのです。

「パームコートでアフタヌーンティーを」と伝えると、

「大変申し訳ありません、マダム。あいにく予約で満席でして……」と微笑むのです。

 

 

お断りされた理由は、恐らく……。靴!

 

冬の旅支度は何かと大荷物になるため、ヒールを持っていくのが億劫で、

私なりの<お洒落なウォーキングシューズ>を履いていたのですが、

さすがリッツ! 見事にNGでした。

 

 

次の年、私なりにグレードアップした<お洒落なウォーキングシューズ>で

ふたたびトライ! するも、またNG

 

その次の年、「これなら、どうかしら!」と、また更にグレードアップしたシューズで突破を試みるも、またまたNG!

 

 

他のホテルでは断られたことはないのに残念、と思いつつ、心のどこかで

「さすが、リッツ! 最近は、一流ホテルでもドレスコードがゆるくなっているけれど、リッツだけはこうでなくちゃ」

と、なぜか嬉しい気持ちになるのです。

 

 

帰国後、サロンの生徒さんたちに、

「ドレスコードにおいて、いかに靴が大切か、気品は足元から」

ということを、実体験をもとにお話するのでした。

商品名 英国式アフタヌーンティーの世界

商品名(カナ) エイコクシキアフタヌーンティーノセカイ

著者名 藤枝 理子

判型 A5

ページ数 160

第1章 ホテルアフタヌーンティーの愉しみかた
・アフタヌーンティー誕生秘話(ザ・リッツ・カールトン大阪)
・日本の紅茶史と国内アフタヌーンティーの誕生(ホテル椿山荘東京)
・英国式ホテルアフタヌーンティーはフランス菓子がフォーマルスタイル(ザ・リッツ・カールトン京都)
・アフタヌーンティーの本質は「生活芸術」を堪能すること(長楽館)
・紅茶とティーフーズのペアリング(パークハイアット東京)
・茶の湯とアフタヌーンティー(パレスホテル東京)
・あなたは軟水派? 硬水派?(コンラッド大阪)
・バトラーとアフタヌーンティー(帝国ホテル東京)
・ガーデンアフタヌーンティーは最高のおもてなし(ルゼ・ヴィラ)
・意外と知られていないスコーンの歴史

第2章 ティールームアフタヌーンティーの魅力
・幸せの気配を感じさせる夢だったティールームをオープン(タイニー トリア ティールーム)
・29歳でティールームオープン 若きオーナーの挑戦の日々(ベリーズ ティールーム)
・アフタヌーンティーファン激震!日本人オーナーのお店がトップティープレイスに(ジュリス ティールームス)
・紅茶好きなら必ず訪れたい聖地 紅茶チャンピオンのティールーム(紅茶専門店ティーズ リンアン)
・英国貴族と伊万里から探るティーカップのストーリー(ロイヤル クリスタル カフェ)
・自然豊かなカントリーサイドのティールームはイギリス人の原風景(ドゥリムトン ヴィレッジ)
・コンサバトリーで紅茶を それはイギリス人憧れのコージースタイル(佐倉マナーハウス)
・アフタヌーンティーの新しい形 名物亭主がもてなすティーサロン(スリーティアーズ)
・19世紀ヴィクトリア時代のアフタヌーンティーメニューを再現

お詫びと訂正

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