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近刊

BIOSTORY vol.46

人と自然の新しい物語

編集: BIOSTORY編集委員会

定価(税込)1,650円

発売日2026年11月25日

内容

人と自然の新しい物語「BIOSTORY」。 真菌と水牛、サイズは対極でも人の暮らしに深く結びついてきた生き物をとりあげます。

 

特集:日本の食文化を支える真菌
本特集は、2025年生き物文化誌学会学術大会シンポジウム「日本の食文化を支える真菌」をもとに、真菌と人、特に日本の食文化との関係を考察するものです。真菌は細菌とは異なる生物群で、枯死体などを分解し、生態系の物質循環を支えています。食に関わる主な真菌は担子菌類と子嚢菌類からなる二核菌亜界に属し、キノコのほか、酒、パン、チーズ、味噌、醤油などの製造に使われる酵母や麹菌も含まれます。本特集では、人と菌類の文化的関係、黒麹菌の起源、日本の伝統的な酒造り、和食と健康、キノコの機能性を取り上げます。さらに、地域や家庭固有の菌を用いた多様な醸造文化が、安定生産と市場原理によって標準化された経緯にも注目します。ただし、工程の単純化は味の画一化を意味するものではなく、多様な優良酵母の活用によって、さまざまな酒が生み出されています。真菌と食文化の関係を掘り下げ、新たな発見と議論につなげることが本特集の目的です。

 

特集:水牛と人
日本では水牛は身近な家畜ではありませんが、世界では南アジアを中心に、東南・西アジア、南欧、近年は南米へも飼育地域が広がっています。水があれば荒れた土地でも飼育でき、肉や乳、チーズの経済的価値が高いことが背景にあります。家畜水牛には、東南アジアで家畜化され、農耕や運搬に利用されてきたスワンプ型と、南アジアを起源とし、乳利用を中心に発達したリバー型があります。両型はそれぞれ異なる地域へ伝播し、野生水牛との交雑、乳量向上のための品種改良、両型間の交配などを通じて、人間の要求に応じた姿と利用法へ変化してきました。水牛と人の関係史は、「家畜化」と「品種化・近代化」を転換点とし、粗放的放牧から集約的舎飼いまで、地域の自然・社会条件に応じた多様な形を示します。本特集は、形態・遺伝と飼育技術・利用法の両面から両者の関係を総合的に捉え、国内外の事例を通して、今後の食と農のあり方を考察します。

雑誌紹介

「生き物」をめぐる豊かな智と情報の発掘を目指す、生き物文化誌学会が編纂する学会誌。

商品名BIOSTORY vol.46

商品名(カナ)ビオストーリー ボリュームヨンジュウロク

編集者名BIOSTORY 編集委員会

判型B5

ページ数112

ISBN978-4-416-52629-3

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