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桃のお菓子づくり

丸ごとコンポートからババロア、アイスクリーム、パウンド、タルト、ショートケーキまで

著者: 今井 ようこ / 著者: 藤沢 かえで

定価(税込)1,760円

発売日2020年06月11日

ISBN978-4-416-52064-2

旬の桃を堪能するお菓子のレシピ集。

内容

旬の桃を堪能するお菓子のレシピ集

 

赤ちゃんのほっぺのように丸く、ころんとした形。
オフホワイトから濃いピンクへと変わっていく美しい色のグラデーション。
ひと口ごとに果汁があふれるみずみずしさ。
そして、おくゆかしく繊細な甘い香りと味わい──。

 

本書は、そんな桃の魅力を最大限に生かしたレシピを、桃を心から愛する皆さんにお届けする一冊です。

 

フランス菓子のサロン「l’erable」を主宰する藤沢かえでさんには、フランス菓子ベースのエレガントなお菓子を、料理教室「roof」を主宰する料理研究家、今井ようこさんには、卵・白砂糖・乳製品なしのナチュラルスイーツを考案してもらいました。

 

二人の先生が桃のお菓子を研究するにあたって気をつけたのは、桃のおいしさを生きかしきること。
桃の味はとても繊細なので、加熱の具合や甘味料や卵、乳製品、スパイス類の配合のバランスが難しいのです。
少しでも多いと、桃の良さをなくしてしまう。
反対に少しでも多いと、桃だけ食べた方がおいしい、となってしまう。

 

藤沢さんと今井さんが、大好きな桃を、よりおいしく食べるために、研究に研究を重ねた、桃のお菓子63レシピ。
旬の桃を使って、ぜひともあれこれ作ってみてください。

著者紹介

今井 ようこ(イマイ ヨウコ)

サザビーアフタヌーンティーの企画開発を経てフリー。
企業との商品開発のほか、マクロビベースの料理教室roof主宰。
『ふんわり、しっとり 至福の米粉スイーツ』(家の光)ほか。

藤沢 かえで(フジサワ カエデ)

イル・プルー・シュル・ラ・セーヌフランス菓子本科・卒業研究科修了。
Ecole Ritz Escoffierにて本場のフランス菓子を学ぶ。
サロンスタイルのお菓子教室l’erable主宰。

ここだけの話

スタイリストの曲田有子さん

本書の著者の一人である藤沢かえでさんは、弓田亨シェフが主宰する製菓学校「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」でお菓子作りを学びました。

弓田シェフの『本当においしいババロアの作り方』(角川書店)を昔から愛読していて、今でも大切に保存しています。

 

 

 

ある日のこと。

本書の撮影時間の合間に、スタッフの間で、「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」と弓田シェフの話になりました。スタイリストの曲田有子さんから、「そういえば、昔、弓田シェフの本のスタイリングをしたことがある」とのお話が出ました。

 

 

それを聞いた藤沢さんは、まさかと思い、本棚にあった弓田シェフの本を手に取りました。奥付(本の一番後ろにあるページ)を開いたところ、そこには曲田有子さんのお名前がありました。

 

目の前に座っている曲田さんが、じつは、憧れの本のスタイリングをしたその人だったのです。藤沢さんは、驚きと喜びと興奮で、胸がいっぱいになりました。

今回、藤沢さんはお菓子のビジュアルについて頭を悩ませていました。10年間運営しているサロンの生徒さんが求めるものは、華やかできらびやかな世界。クリームで薔薇をしぼり、金箔を散らし、デコラティブに仕上げたものが喜ばれました。

 

でも、本書では、家庭のキッチンで作れるシンプルなお菓子が求められています。どういうビジュアルにするべきか悩み、試作を重ねるも、正解がわからず、「ドツボにハマっていた」そうです。

 

そこで助けてくれたのが、曲田さんでした。藤沢さんからの質問や悩みに、いちスタイリストとしての仕事の領域を超えて丁寧にアドバイス。夜中に、参考資料付きのメールを送ってくださることもありました。

 

曲田さんの意見を踏まえ、装飾をそぎ落とし、藤沢さんが行き着いたのが、シンプルではあるものの華やかさも備えた上品な仕上がりのお菓子。

 

桃の出始めの初夏から真夏を思わせる白く爽やかでロマンチックなお菓子です。本書を開いてぜひお楽しみください。

書名 桃のお菓子づくり

書名(カナ) モモノオカシヅクリ

著者名 今井 ようこ

著者名 藤沢 かえで

判型 B5変(縦257mm×横190mm)

ページ数 112

◇フランス菓子ベースのエレガントな桃のお菓子
白桃のプレーンコンポート/白桃と紅茶のコンポート/黄桃のプレーンコンポート/黄桃の赤ワインコンポート/桃ブランマンジェ/桃と薔薇のアイスクリーム/桃とローズマリーのソルベ/桃とジャスミンティーのチュー/桃のパフェ/桃のババロア/桃のクレームダンジェ/白桃と紅茶のジャム/白桃プレーンジャム/白桃と薔薇のジャム/白桃とローズマリーのジャム/黄桃プレーンジャム/黄桃とシナモンのジャム/黄桃とジンジャーのジャム/黄桃とピンクペッパーのジャム/桃ジャムのクラシッククッキー/桃のころころクッキー/桃とピンクペッパーのパウンドケーキ/桃のマドレーヌ/黄桃のフレンチトースト/桃の白いロールケーキ/桃のブッセ/桃モンブラン/桃のタルト/桃のソフトドリンク/桃のミルクレープ/桃のショートケーキ/桃の薔薇レアチーズケーキ/桃と薔薇のヴァシュラン・グラッセ/桃と紅茶のシャルロット/桃のアルコールドリンク

 

◇卵・白砂糖・乳製品なしのナチュラルスイーツ
白桃バニラのコンポート/黄桃バニラのコンポート/白桃スパイスのコンポート/桃のジンジャーパウンドケーキ/桃のジャスミンティーのマフィン/桃のスコップケーキ/フレッシュ桃のタルト/白桃と黄桃のベイクドチーズケーキ風/桃のクランブル/桃のジャムとヘーゼルナッツのケーキ/白桃のバニラコンフィチュール/黄桃のカルダモンコンフィチュール/桃のオーブンサンド/桃と烏龍茶ゼリーのかき氷/桃のココナツミルクあんみつ/桃の甘酒アイス/桃のソテーとアイスのデザート/桃と黒酢とラムのグラニテ/桃とトマトのスムージー/まるごと桃のクリームソーダ/桃のパフェ/桃の豆乳プリン/桃とミントの寒天ゼリー/桃と紅茶と豆乳バニラ寒天のデザート/桃のスープ

 

[エレガントな桃のお菓子]基本の材料と少し珍しい材料
[ナチュラルスイーツ]基本の材料と少し珍しい材料

 

この本で使った基本の道具
この本で使った型

 

エレガントな桃のお菓子 藤沢かえで
ナチュラルスイーツ 今井ようこ

お詫びと訂正

『桃のお菓子づくり』に誤りがありました。

 

●37ページ 「桃の白いロールケーキ」の材料
誤)卵白…50g
正)卵白…150g

 

読者の皆さま、ならびに関係各所の皆さまにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げるとともに、ここに訂正いたします。

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